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<にほんのおまじない>煙をかける
釈迦の時代の風習。<効用>体と心を清める。
お線香をたく際に出る煙を体にかける。おなじみなのは、浅草の浅草寺や巣鴨のとげぬき地蔵など。我も我もと煙のまわりに集まり、懸命に煙を体の気になるところにかけようとする人々の嬉々とした姿。お互いにいたわり煙をかけあう光景が見られる。
現在はお線香の煙が主ですが、もとは体を清めるために、香木をたいてその煙で体臭を消したり、虫よけをした釈迦の時代のインドの風習が由来だとか。
<Flower arrangement>
みずみずしさ…。
会社でも役所でもオフィスは、リーダーと部下の机の配置が固定されているのが一般的であろう。
全体を見渡せると云う理由からだろうが、初めてその会社に行った顧客でも、大抵は机の配置を見ただけで序列が解るが、その固定化が不利益をもたらすことがあるのだ。
一般的に、仕事には慣れや経験が大切だと思われているが、現実はそう単純ではない。
むしろ、不慣れなリーダー一年目が以外に爆発力があったりする。それはおそらく、喋っている時の羞恥心が有るか無いかが部下に伝わるからだろう。
「はじめのときが以外によかった。慣れて来てダメになった」というケースは少なくない。
経験は少なくても、フレッシュさが風通しを良くし、思わぬ力になることがある。与え続けていると、全部わかっている気になって、心にたこができ、新鮮さが失われる。
硬く凝り固まった状態はどこかで回復しなくてはいけない。
そのためには、関係を組み替えてしまうというのも一つの手だ。
例えば、自分が生徒や部下になってみる。立場を逆転させてみせるのである。
教えることを仕事にしていたり、仕事でまとめ役を求められている人ほど、与える一方では疲れてしまう。司会役なども、同じ人が祭り上げられる傾向にあるが、会議などでもテーマごとや曜日ごとにリーダーを組み替え、当番式にしていくと、違う緊張感が生じて空気が変わるのだ。
弛緩したムードの会議も、あるターム(意味や解説)ごとに区切りがつく。
席替えもいい。坐っている場所の組み合わせを換えるだけで、ずいぶん雰囲気は違ってくるはずだ。
上司は大概、フロアの端のお誕生日席みたいなところに追いやれ、孤独を味わわされていると思うが、ためしにブレンストーミングがしやすい三角形に坐ってみてはどうだろう。
新鮮さがリーダーの生命だ。リーダーほどみずみずしさを忘れるな、である。
A seasonal flower
ウォーキングコースに咲く木槿(むくげ)
開花時期は6下旬~10月中旬頃で、中国原産。平安時代に渡来した。
中国名を「木槿(ムージン)」と呼ぶ。漢字はこの字があてられている。
漢名の「木槿」の音読み「もくきん」が変化して「むくげ」となったとも、韓国の呼び方「無窮花(ムグンファ)」または「ムキュウゲ」が変化して「むくげ」となった、ともいわれる。
韓国では国の繁栄を意味する花として国花になっている。
朝方3時頃に開花した花は夕方にはしぼんでしまう、「一日花」で、「槿花一朝(きんかいっちょう)の夢」(人の世ははかない、の意)に例えられているが、次々に別の花が咲くため長く咲くように見える。
強い木で、枝を切って地面に刺しておくといつの間にか根づくらしい。
<Akijii展、作品-38>
新聞ちぎり絵「靄った新居宮池」です。
自分流とはこの程度なの~、と思い悩ましい作品だ。一向に成長の足跡が見えないぞ。
引き続き、Vol.198-2/4をご覧ください。






