Vol.191-2/4 「知る」とは…。<ぶらり気まぐれsketchシリーズ1-⑨:雲辺寺山> | akijii(あきジイ)Walking & Potteringフォト日記

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「凡に中なる、これ非凡なり」(論語)、「何事も自分に始まり、自分に終わる。自分を救う道は自分以外ない」(夏目漱石の言葉)を座右の銘に、我流(感性だけ)の写真を添えて日記を綴る。

Vol.191-1/4に続けてご覧ください。

<ぶらり気まぐれsketchシリーズ>

1-:《雲辺寺山》

名称<うんぺんじさん

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讃岐山脈の水源の森21>・里山の番号<番外>
所在地<観音寺市>・標高<927M

---山歩き出会い<2>人・登山記帳<無>

再観光へ勝手な想い度<★★★☆☆

香川県と徳島県の県境西部に聳える雲辺寺山は、頂上に四国霊場札所としては最高地にある四国高野とも呼ばれる「雲辺寺」があり、古くから信仰の対象とされてきただけに四方から登山道が通じている。

昭和62年に香川県側の観音寺市大野原町五郷から、山頂に至るロープウェイがつけられ、山頂一帯はマイクロウェーブなどの近代化設備が建ち並び、またスキー場も開設され、誰もが容易に登れるようになった。雲辺寺山は東西 150キロに及ぶ阿讃山脈の西端に、堂々とした山容を横たえている。

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弘法大師ゆかりの八十八ケ所を結ぶ遍路道は、現在
 「四国のみち」 として整備されている。

雲辺寺境内に唐から帰った弘法大師がここに寺を建て、千手観音を祀り49ヶ院を開いた。

天正 5(1577)、四国制覇を夢見た土佐の長宗我部元親が、阿波で戦勝し讃岐へ兵を進める途中、国境に聳える雲辺寺山に登り、讃岐平野を見下ろすこの峰に立って、四国制覇をめざして国取りの心を固めたと云われているが、そのときに雲辺寺の僧から「元親公は土佐の国主だ、他国の人を苦しめ国を奪うことは許されない」と忠告されるが、元親は聞き入れず戦火を広げた。そのため当時の寺も焼失している。四国統一を果たしたが、ある日一気にして豊臣秀吉に浚(さら)われた。そんな戦国時代の非常な歴史をこの山にも残している。

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北嶺にはNTTのマイクロウェーブの巨大な塔が立ち、その西側には二等三角点がある。

南嶺山頂は国土交通省、JR、四国電力、西日本放送などのマイクロウェーブの鉄塔が建ち並び、四国近代化の拠点になっている。しかし開発の手による自然の破壊が進み、山頂一帯の豊富な自然林が徐々に姿を消しつつある。最近パラグライダーの上級者基地として脚光を浴びている。この山は四国の辻と呼ばれ、昔、交通戦略上の要地であった。讃岐と伊予を見下ろす雲の辺の峰、雲辺寺山の芝生広場は平成1312月ナイター設備の整ったスキー場となり、今新しいものと古いものが溶け合う観光とスポーツの山として、大きく変貌している。

最高点は南嶺の寺の北側にあり、頂上には毘沙門天の巨大な像が建ち、讃岐平野を見下ろしている。

北側の広場には芝生が植えられ、頂上公園として整備されており、ここからは眼下に讃岐平野や瀬戸内海、県境の金見山、大谷山の向こうに四国中央市の三島、川之江地方の製紙工場の巨大な煙突が見える。その向こうに法皇山脈が連なり、奥に予土国境の山並が霞む。讃岐から伊予にかけて眼下に広がる雄大なパノラマ台として、また南には阿波の国見山、中津山が眺望できる。


前回の竜王山と同じく、M氏とI氏に同行をお願いした。I氏の長男/悠斗(はると)君は今回も、またI氏の甥/修地(しゅうじ)くん(6)が新しく加わり、総勢5人での登頂となった。

M氏と丸亀で落ち合い、M氏のマイカーでI氏との待合場所の粟井ダムの駐車場へ向かった。

このようなものを期待して登頂したが、当日は天気の谷間になって生憎の曇雨となり、眺望は勿論のこと、詳細なる取材も滞ってしまった。

国道377号との交叉点を東南方向へ直進、待合場所の粟井ダムに到着

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待ち時間を利用して、粟井ダムの取材をしました。
ダム下流の観音寺市方面、ダム湖の上流方面
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▼粟井ダム1
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▼粟井ダム2

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▼粟井ダム3

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M氏マイカーは粟井ダム駐車場に置いて(この近くに下山)I氏の車で登山口のある雲辺寺ロープウェイ駐車場へ向かった。


引き続き、Vol.191-3/4をご覧ください。