先日、、
何かに似てるけど違う、、
そんなヒコーキの模型を調達しました。。
それがこちら!
中国人民解放軍空軍
西安 Y-20戦術輸送機
中国独自開発の軍用輸送機です。
模型はNGモデル製 1/400スケールです。
基本構成は旧ソ連製のイリューシンIL-76に近いですが、航法装置の進歩により航法士のためのガラス張り観測部屋がなくなり、スッキリした感じになっています。
尾翼の形状などはアメリカ空軍などで運用されるマクドネル・ダグラス(ボーイング) C-17に近い形状かな?
主翼にウイングレットはなく、こちらもスッキリしています。
全体的にはIL-76とC-17を足して割ったような印象があります。
なぉ中国では現在でもエンジン開発がネックとなっています。
現代の航空機にしてはエンジンが細い?
それもそのはず、、何しろロシアから旧式のソロブィヨーフ D-30を輸入して装備された。
ちなみに、着実にエンジン開発力はつけてきており、5号機からは自国製のエンジンを搭載しているが、
非力な事は認めており、
現在も大出力ターボファンエンジンの開発を続け、将来的に換装することを想定している、、
らしい。。


さて、、
実は不審者、、
実機を見たことがあります。
「エンジンが非力(笑)」
とか
「どうせどっかのパクり」
とか日本国内では馬鹿にしたようなコメントが多いですが、、
実機の性能は悪くないと思いました。
2018年に珠海金湾空港で開催されたエアショーチャイナでの事です。
滑走路は4000メートルありますが、滑走路中程の位置でこの高さです。。
何も積んでないのでしょうが、離陸性能は悪くないでしょう。。
(実際、600メートル程度で上がれるそうです)
また機動性もよく結構機敏、、
離陸後の上昇力も優秀でしょう。。
展示パネルをGoogle翻訳で読んでみましたが、エンジンの非力さはここでも指摘されており、公に問題点として取り上げています。
(ここで将来的にエンジンの換装も触れていた)
しかし、1発あたり12トンの決して大きくない推力ながら、最大離陸重量は中々な220トン!
これはIL-76の210トンを超え、主要な輸送機ではC-17の260トンに次ぐ規模です。
また自重は100トン程とC-17より30トン近く軽い事も注目です。
そして、生産性の効率化も目指され、一部の部品製造に3Dプリンターが活用されており、生産性とコストパフォーマンスの向上に寄与している。
3Dプリンターにより大型の部品を製造した輸送機としては初めての実用事例とされています。

ね?
馬鹿にできないでしょ?