あと数日で高飛びして国外逃亡する不審者です。。


そんな不審者の元にあるお知らせが届きましたとさ。。


「パスタの国のお客さんが観音様を拝んだ」


要約すると、、

「イタリア海軍の艦艇が東京湾にはいった」

ということです。。

観音様とは東京湾の入り口、、

観音崎の事です。


そんな訳で、仕事終わりの不審者はいそいそと横須賀まで足を運ぶことにしましたとさ。

職場のある神奈川県と東京都の狭間から電車を乗り継ぎ、、

最終的に標準軌をぶっ飛ばす赤い電車で横須賀に到着。。


まずは件の艦艇の場所を確認、、

するまでもなかった。。
普段は巨大な護衛艦「いずも」がいる埠頭に接岸してる異形の艦艇、、
今回のお客さん、、
イタリア海軍 フリゲート艦「フランシスコ・モロジーニ」
奥に止まってるのは海上自衛隊新鋭艦の「くまの」です。
少し歩いてベルニー公園から正面を拝みにいきます。。
国が違えば思想も違う、、
設計の根底が異なるのでしょうね。。
とはいえこのバースはサイドを見るには適してません。。
なので、お舟に乗って撮りに行きます。。
横須賀の観光地にもなってる軍港めぐりにのりまして、合法的に浸入します(笑)
この子は最後によりますので、、
まずはアメリカ海軍の方を覗きます。。
メンテナンス中のアメリカ海軍アレイバーク級イージス艦。
アホみたいに姉妹艦が多い事でも知られる同級。
この子は76番(26番艦)ヒギンズ
こちらにも居ます、、
65番(15番艦)ベンフォールド
86番(36番艦)シャウプ
珍しく艦番号が見易いですね。。
ロービジ化は完了してるものと思ってました。。
手前にもいますね、、
114番(65番艦)ラルフ・ジョンソン
ちなみにアレイバーク級の最新艦は123番(73番艦)で先月就役しました。
で、、140(90番艦)まで建造が決まってます。。
規模が違います、、
ってか、、
ラルフ・ジョンソンの背後にとんでもないのが鎮座してますね、、
でーん!
って効果音が似合いそうな船。。
サンアントニオ級ドック型揚陸艦 サマセット
果たしてあのマストには何が入っているだろうか??
サマセットの奥にもなにかいますね、、
「強襲揚陸艦かな??」
と思ったら、、
なんとレディじゃあないですか!!
アメリカ海軍 第7艦隊旗艦「ブルーリッジ」
数多の艦艇を有するアメリカ海軍で最高齢艦であり、就役は1970年、、
ステルス性を考慮する昨今の船とは全く違う、、昔の設計を今に見れる貴重な存在です。

船は港湾を出まして、お隣の船越に向かいます。
沖合いに錨泊してるのはアメリカ海軍の車両輸送船。
輸送コマンドに属している船で、他にも様々な船が在籍している。
初めて見ました。。
船越に入りますと、、
試験艦「あすか」と護衛艦「やまぎり」の姿が。
「やまぎり」は結構なお歳です。
1度練習艦になった経験もある艦ですが、、
今後の運用が少し気になる艦です。
左手に写る小さな2隻は掃海艇。
で、、
その前に鎮座してるのは親玉、、ではなく観測艦の「にちなん」。
櫓がある艦首が特徴的です。。
(ちなみに掃海艇の親玉は掃海母艦です)
こちらも観測艦「しょうなん」。
「にちなん」と異なり艦首は普通の形です。。
船越から堀割水路を通り逸見へ戻ります。
補給艦「ときわ」と護衛艦「まや」
「まや」は就役当初に見た以来かな、、
久しぶりに見た気がする。。

さて、、ネタ的は豊富だったんですが、、
空母はお出掛け中、海上自衛隊の船も少ない。
やや物足りない。
なので、、この船も舐め回してみます。。
もがみ型護衛艦「くまの」
海上自衛隊で最新鋭の艦艇。
先に出てきた「やまぎり」と比べれば一目瞭然。。
ステルス性を考慮した設計により兵装などがきれいに格納され、まともに確認できるのは主砲だけです。。

そして、、
今回の主役。。
イタリア海軍フリゲート「フランシスコ・モロジーニ」
まず、、あの阿玉の中には何が入っているのだろうか??
そして高速で航行するためと言われる特徴的な艦首、、
なんでも波を突き破るための設計なんだとか。。
日本の護衛艦では波を切り裂くために艦首の断面が鋭くなっている。。
気候や思想の違いがこのように形状として見られるのは面白い。。

なぉ、
私が乗船した軍港めぐりの最終便は一般観光客も多く、割りとまったりしてましたが、、
モロジーニが入港したことを察知したガチ勢の方々は早朝からいらしてたようで、、
午前の軍港めぐりはかなりの盛況だったそうな。。