安倍元首相の国葬が27日に執り行われ、参列された各国の代表の方々は、早い方はその日の夜に、多くは翌日28日に帰国の途へとつかれました。
そんな中で一か国だけが、数日間滞在され、先日10/1に帰国されました。
滞在されていたのはトルクメニスタンの代表の方々。
来日は25日の夜でしたので、私は到着は抑えませんでした。
搭乗機は同国のフラッグキャリアのトルクメニスタン航空のB777-200/LR(B77L)でした。
これまでトルクメニスタン航空の機材は相性が悪く、抑えられておらず、、
10/1の早朝に駐機していた関空を離陸したのを確認し、羽田空港へとおもむいたのでした。
最近、使っていなかったCanon 400mm F5.6単焦点レンズの虫干しも兼ねまして、城南島へ久しぶりに行きました。
9時ごろに現場へ到着し、離陸機を撮りつつレンズの調子を診てみますが、、
相変わらず、単焦点レンズの写りはいいですねぇ~~
望遠とは一線を画すくっきりとした写りです、、
おまけに手振れ防止機能もありませんので、余計なガラス玉が無い分、写りがくっきりです、、
(「手振れ防止?なにそれ美味しいの?」ってのが私の撮り方、、機能があっても基本OFFです)
そんなわけで、国葬関連で最後の撮影、、、
トルクメニスタン航空 B777-200/LR
何度か飛来している機材ですが、初めての収穫です♪
フルサイズのカメラなら400mmでもB777-300/ERも何とか撮れるのは把握済みなので、この日はズームレンズは一切付けずにレンズ一本での撮影でした、、
多少トリミングしても全く気にならない、、、
これを見ると単焦点レンズを手放せないのですよね、、、
(不便なんですけどね、、、)
さて、、、
帰国の便が28日に集中する事なんて誰でも予想できます、、
なのに、私が帰国便を撮影したのはこれだけです。。
では28日はどこに行っていたのか??
東京都を離れ、茨城県は百里に赴いておりました、、、
防衛省発表でこの日、ドイツ空軍の戦闘機と輸送機が飛来することが公になっていました。
というわけで、ドイツ空軍のお迎えに行った次第です、、
飛来は午後がもくされていたので、基地の西側へ展開しましたが、、、
茨城空港近くは、、
戦闘機の撮影にはあまり芳しくないですね、、、
(かなりトリミングしております、、、)
百里飛行場は2本の滑走路があり、自衛隊は基本的に東側のR/W03R 21Lを使用し、民間機が西側の03L 21Rを使用します。
今回は自衛隊のお客さんですので、03Rが濃厚、、、
手前の03Lならまだマシに狙えるのですが、、、
というわけで、お昼過ぎまでいろいろ考慮の末、移動することにしました。
こんな時は、、
「教えてグーグル先生!」
というわけで、マップを出して撮れそうな場所を探します。。
ストリートビューはこんな時重宝します。。
で周囲が比較的開けているよさげな場所、、
(畑とかだと開けていて重宝します。私有地に入らないように注意!)
しかし、、初めての場所、、
方位的には問題ないけど、、
と待っていると、1機降りてきました、、
航空自衛隊の救難捜索機 MU-125です。
見える角度を考えてもR/W03Rへのアプローチで間違いないでしょう、、、
「うん!いけそう!」
というわけで、ここで撮影することにしました。。
しばらく待っておりますと、、
旅客機みたいな音が、、、
おぉ!きたぁ~!
A330-200ベースの空中給油輸送機のA330MRTTです。
なお、コールサインはドイツ空軍ではなく「MMF」です。
というのも、この機材、、、
ドイツ空軍の所属ではなく、NATO(北大西洋条約機構)の所属です。
NATOとしては空中給油機や早期警戒管制機は必要でも単独では必要性がない、、、
そんなNATO加盟国が事実上の共同保有という形で運用しています。
ちなみにこちらの機材はオランダ空軍が発注した機材のようです。
ヨーロッパの戦闘機では空中給油の方法は伸ばしたホースから受け取るプローブ式がメインですが、アメリカ空軍がノズルから受け取るブーム式を採用しているため、主翼にプローブ式、機体尾部にブーム式の給油装置を装備しています。
(独自に保有しているイギリス空軍は尾部のブームがなく、プローブ式の装置のみを装備している)
そして、またしばし待つ、、、
空自のF-2Aと
複座型のF-2Bが降りてきました、、、
どうやらお客さんをお迎えに行っていたようです、、
そしてほどなく、、、
随分野太いプロペラ音を響かせながら、、、
ようやく来ました、、、
ドイツ空軍 A400M戦術輸送機
名前からもわかる通り、エアバスが開発した軍用輸送機です。
その最大の特徴が、4発のエンジンの中で第1,3エンジンと第2,4エンジンでプロペラの回転方向が逆になっている点。
通常は同じエンジンを積むのでペラの回転方向は同じになりますが、それですと旋回時に反トルクの影響を受けて機体が上下します。おそらくそれを打ち消すために半々にしているのでしょう、、
コックピットの上にあるパイプが空中給油を受けるためのパイプで、この機材はプローブ式で行われます。
これが降りて30分ほど、、、
やっと主役のお出ましです。。
(下のF-2はチェイサーかな、、、)
空自のF-2にエスコートされながら進入してきました、、、
「空飛ぶイカの姿フライ」
ユーロファイターEF2000!
まずは、、
エスコートしていたF-2Bが降りてきます、、
(航空幕僚長が搭乗されていたそうです、、、)
そして、、
編隊を組みなおし、、、
再び頭上を通過するイカの群れ(違っ)!!
一番下の機体に注目、、、
なにか書かれています、、、
今回の遠征に合わせて隊長機にアンバサダー塗装が施され、何とユーロファイターに各国の国旗を描いていたのです!!
撮れるチャンスは少ない、、、
ブレイクして背中を見せてくれる時しかない!!!
と気をもみながら、、、
構えて、、、、ファイダー越しに追う、、、
「ひねった!」
割と近くでひねってくれましたが、、流石にこれが限界でしょう、、ズームレンズとはいえ600mmです、、
それでもかなりトリミングしましたが、、しっかりと各国の国旗が判ります。
上からオーストラリア、シンガポール、大韓民国、そして日の丸・・日本です。。
ユーロファイターにデカデカと書かれた日の丸を見れるとは思いませんでしたねぇ~~
カナードを採用しているEF2000はかなり機動力にたけており、結構厳しいコースで進入していきました、、
(このせいで離日の際には多くのマニアを煙に巻いたとか、、、)
なお、この時、この機を操縦していたのが空軍トップ、、総監とは思わなんだ、、、
2番機もほぼ同様のコースをとりました、、、
一応機体番号が撮れず、その後検索する羽目になりました、、、
(30+17だったかな?)
そして、意外だったのが、、、3機目、、
なんと複座型!
以前にイギリス空軍が三沢基地に飛来したときは4機すべて単座でしたので、複座のEF2000は日本初飛来ではないでしょうか、、、
防衛省の発表ではA321neo(ドイツ政府機)も入っていたので、注視していたのですが、結局日本には来なかったようですね。。
それでも、派手なスペマを施したEF2000や複座型、NATOのA330MRTTにA400Mと、、なかなか話題性に富んだ編成で来てくれたことに感謝いたします。。。
離日の日(9/30)は日程は把握しておりましたが、諸般の事情により百里には展開しませんでした。
基地直ぐ東側に展開した方はものすごい光景を愉しめたようですが、、、
そんなわけで、ヒコーキ漬けの1週間を楽しんでいたのでいたのでした。。。
余談、、
久しぶりに会社に行ったら、、、
あまりにも変色していた私は、、、
「なに?沖縄にでも行ったの?」
と同僚から質問攻めにあったのでした。。。