6月10日月曜日
今日は、画家の標葉(しねは)千香子さんと
二人で、藤崎 創業200周年記念 特別企画
「大佛師 松本明慶 佛像彫刻展」へ行きました。🌿✨
私にとっては、ご褒美みたいな1日。
標葉さんとのおでかけもとても久しぶりでした。仏像好きの標葉さんと私。✨
数年前に二人で東京に阿修羅を観に行った時のことも思い出します。
今年3月、標葉さん左足を骨折しまして、今、やっと松葉杖でゆっくり足をつき、歩けるまでに回復。本日は、大事もとりつつ車椅子でゆっくりと観賞することにしました。🍀✨
そして、ワクワクしながら標葉さんと会場へ。
✨✨✨来て本当に良かったです。✨✨✨✨
大佛師松本明慶さんご本人、そして息子の明観さん、お孫さんの宗観さんの三世代…ご本人から貴重なお話を直接聞くことが出来ました。
技術の高さは、仏像をみて、もちろん一目瞭然ですが、どれほどリアルにつくられているものなのかというのは、言葉で伝えるのは、難しい事で、実際私達の身近な生き物であるバッタや蛙を彫ったものも飾られており、竹の上にいる蛙は、本物と見間違うほどでした。とにかく凄いです。そして竹と思っていた所も実は、木を彫ってつくられていました。ここも見所。🌿✨
小さな作品も大きな作品もエネルギーがありすぎて、私は、着ていた上着がいらなくなりました。
仏像のまとう布は、風を感じるように…そして身につけている装飾品は、金属の重さを表現するように彫られ、さらに壊れることを防ぐため、薄く見える布でさえ、実は、厚みを持たせて彫られているということも教えて頂きました。
現在、お弟子さんは、40名以上。
「こうした仏像の仕上げで、最後の最後に失敗したりすることは、ないんですか?とよく質問されますが、必ず成功する人しか、仕上げの仕事はまわってこないです。」と息子の明観さんお話をされておりました。
その後も標葉さんと私…
とにかく1つ1つ
「ここがこうだね。あそこがあぁだね。」と話ながら味わうようにみてまわりました。
感覚的には1時間半くらいたったかなと思っていましたが、会場出る頃に時計をみると
3時間しっかり堪能しました。
作品のボリュームもすごくたくさんあります。しかしどこ1つとっても見応えあります。これは、行くべき展示会です。
会場出てからも
興奮冷めやらぬ標葉さんと私。🌿✨
生まれ年で守り本尊があるのですが
標葉さんは、大日如来。私は不動明王。
2つは、密接な関係があるそうです。
そうしたことも詳しく教えて頂いてきました。🌿✨
今回の展示をみて、松本明慶さんのつくられた佛像で胸に一体ずつ蝉とトンボがついている佛像二体が高野山におさめられているというのを教えて頂きました。「実物をいつか観に行きたい 」という夢が出来ました。
また標葉さんと仏像巡りもしたいです。
ちなみに特別展示は、明日6月11日が最終日です。
大興奮からいつもより長めにブログ書きました。最後まで読んでくださりありがとうございました。🌿✨
新田 亜紀子
おまけ(会場に行く方へ)
会場に「三蔵法師」様の立像があり、その解説も教えていただいてきました。天竺(てんじく)に行くために10回生まれ変わって、やっとたどり着き、たくさんの教えを書いた巻物を背負って帰ってきている様子がつくられています。
その教えを読みながら昼夜歩いている立像には、首にドクロ💀が9つぶら下げています。10回目にたどり着いたという気持ちもこもっていました。是非探してきてください。