駄曲をもてはやすな | 「観念する」日々

「観念する」日々

今更ブログ?というタイミングで人知れず始動され記述される、ありがちな言葉の連綿。きっと主に音楽の話。

「君は薔薇より美しい」という歌がある。

何から何までできの悪い曲だと思う。

布施明は本当に気に入って歌っているのか。もしそうだとしたらセンスを疑う。

 

メロディーの回しが最悪である。

ディミニッシュの決めプラス「変わった〜〜〜」がやりたいだけのために「リズム」という概念が崩壊した、もたもたした節をもたもたと歌い回す。しかも、根本的に「ジャズっぽいかんじ」を全面に出そうとしてコケている、曲全体のコンセプトがそもそもあざとい上にダサいの極みである。スタイルだけジャズっぽくしようとして、根本の音楽的要素がすべて悪い意味での「和風」のままという、もっとも格好悪い模倣(の失敗)の仕方。

 

 

キメフレーズのためのそれ以外の部分を作ったという意味では、B'zの「ウルトラソウル」と同じ失敗である。

「ウルトラソウル hey!」をやりたいがためにそのポイントまで、無駄な音のみを歌い続けるあの寒さを時間の無駄という。

 

布施明には「シクラメンのかほり」があるではないか。