○ 遅れましたがHappy Merry Christmas／恋するイラストレーションNo.552 #2326
恋するイラストレーションNo.552。アップするのが遅れましたが、Happy Merry Christmas。
この冬向けに描いた作品の中の一つで、完成したのは11月の半ば頃です。
楽しみにしていたクリスマスだったけど、僕は１週間ほど風邪っぴきで、クリスマス・イブが発熱のピークだった。
秋の暮れから忙しい仕事が続いていたし、ここに来て貯まっていた疲れが出たんだと思う。
急ぎの仕事をこなしたあとで、急に体調をこなすことがよくあります。
必死にやっている間はなんとかなっちゃうのに、終わった途端に具合が悪くなる。人間の身体って不思議なものですよね。
ここ何年かで一番体調の悪いクリスマスだったけど、クリスマスを一番楽しみにしていた娘が大喜びだったので、なによりだった。我が家にも、ちゃんとサンタは来ました。
2018年も残すところあと４日ほど。
三十代半ばを過ぎたころから、毎年毎年、一年が過ぎるのがとても速く感じるようになった気がする。
年末年始は、年明け早々に提出しなければいけない締め切りのものに追われそうだけど、家族と過ごす時間もしっかり取りたい。
年内、もうひと踏ん張り必要なところです。
☆
ところで僕は三十代前半まで、10年ぐらい演劇に明け暮れていた。
二十五歳の時、ディケンズの「クリスマスキャロル」の上演で、主人公スクルージの甥フレッドの役を演じた。
スクルージ爺さんの思いや、その来し方、物語の結末について、あれこれ思い返しています。
彼があんな風にして生きざるを得なかった気持ちは、今ではとてもよくわかる気がする。
しかしそのまま生きていくわけにもやはりいかない。新しい生き方を学び、自分を変えていかなければならない。
そうしない限り、未来の幽霊が彼に見せた悪夢のような結末を受け入れざるを得ない。
冷たく、無慈悲で、金のことしか頭になかったスクルージは、物語の最後には改心し、人々との愛情にあふれた新しい人生へと踏み出していく。
勇気を出して、自分を変える必要に迫られるポイントが、人生にはいくつかあると思う。
クリスマスや新年は、そのきっかけにするにはちょうどいい機会かも知れないですね。
新しい一年に向けて、僕もまた今までとは違う一歩を踏み出せたらなと思っています。