9月16日のエントリー「Wiiは11月19日発売」で
http://ameblo.jp/akihiko/entry-10017094366.html
『欧州市場はスルーか...』と書いてしまいましたが、実はNintendo欧州の発表によると「12月8日・249Euro」になるそうです!
http://www.nintendo-europe.com/
(間違ってもNokiaに…というのは間違っていた、ということですね!)
しかも「社長が訊くWiiプロジェクト」のフランス語版も用意されております!
■フランス語版
http://ms.nintendo-europe.com/wii/?site=v1_01.html&l=frFR&feature=Ahus7kZY9ddowSuCa5r4wCGJNsLsEv4D
■日本語版
http://www.nintendo.co.jp/wii/topics/interview/vol1/index.html
実は、修士のデザインコンセプトとバーチャルリアリティ、ゲーム業界関連に就職が決まった学生相手にこのページやTGSの講演などを口頭で訳していたのですが、公式ページが用意されていると助かります。
実際、「日本でのゲーム市場は危機的状況にあった」というあたりも「え?そうなの?なんで??」というのがこちらの常識でもあったので(日本市場では深刻な減少傾向が欧州ではすでに棲み分けが終わっていたと言う見方もある)、講演だけ翻訳して見せても何がなんだかわからなかったので。
まあ、初日にどれだけの出荷数が見込めるかは謎ですが、形だけでも発売開始することは重要です。またソフトのローカライズも気後れ無く欧州版の開発を進めているぞ!という姿勢は重要です。
なんといってもゲーム機は日本市場が熱いわけですが、日本市場だけが勝負のつきどころではないのです。特にEyeToyのように欧州と日本の温度差が完全に逆転するような例が、エンタテイメント・ヒューマンインタフェース関連ではありえるので注意が必要です。
それにしてもこれで、Xbox360陣営の攻勢が気になってきます。このところ衛星デジタル放送とHDディスプレイの浸透はほぼ一般化しつつあり、特に画質重視のPAL圏の高収入層では「ブルーレイでもHDDVDでもPCでも衛星デジタル(TNT)でもいいから、はやくこのコネクタをつないでHD画質を楽しみたい!」という要求が高まっております。
逆に「WiiはなぜHDじゃないんだ」という意見が聞かれるぐらいですし。
余談:
PS3やXbox360に、標準ではないにせよWiiコン的なゲームソフト&ハードが移植されてくるような事態になると余計わからないですねえ。実際、マルチプラットフォーム・クロスプラットフォームな開発環境ではそういう話も聞かないことは無いのですが…。