納豆食べてない | 王様の耳はロバの耳

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7/10は「納豆の日」らしい。まあこの「~の日」というのは5万円ほどお金出すと買えるので『だから何?』以上でも以下でもないんだが。

以前私は全身のたんぱく質のうち7割ほどが納豆でできているのでは、というぐらい「納豆喰い」だったわけなんだが、フランスに来て食べてないもののひとつだろう。
おそらく現在は全身のたんぱく質のうち7割がフランスパンとパスタでできている。

BIO屋(有機&自然食品の店)に行くと、それらしいものがうってないこともない。
「おかめ納豆」とかもパリの「京子食品」などに行けば買えるらしいが。

そこまでしてお金出して納豆食べるぐらいなら、自分で作った方がいいかもしれない。
大豆はともかく稲もないので納豆菌をどうやって手に入れるかが問題なんだが。

それにしても、納豆の食べ方は人によって、家庭によって違うのが面白い。
以前仲の良かった友人と「納豆にタマゴを入れる・入れない」で大喧嘩したことがあった。
この辺の議題はネギ・浅葱でもおきるし、かき混ぜ・あっさり派でも起きる。

私はタマゴ・醤油・浅葱・かつおだしとマスタードは気分、軽く混ぜ派である。
許せないのは無タマゴ、ハード練りby握り箸派である。
余談だが、「鉄腕ダッシュ」ダッシュ村で自作納豆の回があったのだが、国分くんがソレ(握り箸)だったので、私の中での格付けはガクッと落ちた。

それにしても納豆関連業というのは大変な努力をしている。
ただでさえ、あのねばねば腐敗製品をスチロールケースに入れて安価に物流させたりしているのに、やれマスタードだ、かつおだしだとオプション製品を同梱し、食卓に新しい味を提供している。

ちなみにこの手の食の志向の違いは、新婚家庭の「初・夫婦喧嘩」のメインテーマだと思う。
逆を言えば、納豆で喧嘩をできるようになれば、一人前の?新婚家庭ではないかと思う。
納豆で喧嘩もできなくなるようになれば、そろそろ新婚も2ステップ目とでも呼んでいいのかもしれない。

私の場合は、嫁さんに「納豆嫌い!」と一言いわれ、ある時期完全に納豆が食卓から消えてしまい、その後戦いが勃発するに至らなかった。
しかしひょんなことから息子の離乳食で息子の「納豆好き」が発覚し、再度食卓に上るようになった。

…が、いまは乾燥の納豆ふりかけぐらいしか食卓には上がらない…。