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慢性骨髄性白血病をもつ主婦のブログ

主婦であり、母であり、慢性骨髄性白血病であり、
日常の出来事、思ったこと、考えたこと、適当に書いていきます。

日常生活を送る中で
私はもう若くはないと認識しかけてきているし
実際に年齢を感じる瞬間にしばしば遭遇する
 
寝ても寝ても寝られるような体力はなくなったし
ケガをした傷痕が数年治らないようになったし
腹筋は年々と弱くなってきて
毎食後、妊娠後期かと見紛う程に腹部が膨張している
髪に確かに居たはずのハリ・ツヤ・コシの3人組は、
いつの間にやら行方知れずの去る者追えず状態だ
 
それでも病院へ外来診察に行くと若さを感じた
他のだいたいの患者さんより私の年齢が圧倒的に低いからだ
 
若さはコンプレックスにもなり得るということを初めて知った
 
入院中に同室の患者さんに病気のことを話すと
「あら、、若いのに、、、」
と言われた
 
それは私もそう思っている
 
こんな歳でがんになった
 
こんな歳なのにがんになった
 
では一体、どんな歳ならがんを抵抗なく迎え入れられると言うのか
 
80代なら良くて、30代なら良くないのか
 
そんなはずはない
 
おそらく正解は
「何歳でも嫌なものは嫌」
というシンプルなものだ
 
がんに好発年齢はあっても、適正年齢はないと思っている
 
私は30代の前半で受け入れ難い病気になった
それが受け入れなければいけない、
一つの事実なのだ
 
若さはコンプレックスに感じたが、同時に誇らしくもあった
 
背筋を伸ばして診察を待つことも出来るし、
歩行スピードもまぁまぁ俊速である
(いずれもコンディションによる)
 
やはり若さは力なのだ
(若くなければ良くないという、スティグマの話ではないよ)
 
私は若いから体力もある(多分)
私は若いから臓器もまだまだ元気(多分やで)
 
『こんな歳なのに』
ではない
『こんな歳だからこそ』
病気を治す力があるんじゃないか
 
私はその望みに、文字通り命を懸けている