amazonにない書籍をネットでどう買うか?—検索リテラシー | 高橋暁子のソーシャルメディア教室

amazonにない書籍をネットでどう買うか?—検索リテラシー

amazonにない書籍をネットでどう買うか?というお題を与えられた人たちを例に実験をしています。(→参照

アイトラッキングという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ユーザーの視線の動きを感知してモニターのどこを見ているのかを記録するシステムのことです。
一般的には、ウェブページを見る視線はF字型に流れるというのが通説でした。
ところが、これが必ずしもそうではないという結果が出てきたのです。

『ウェブページを見る視線はF字型に流れるという分析結果があり、左上から右へ水平方向に動いて、次にその下の段を左から右へと移っていく、と言われ ています。たしかにデータを平均化するとそのような結果になるのかもしれませんが、ユーザーのリテラシーの差は想像以上に大きく、ユーザー属性によってア イトラッキングの結果は異なってくるのではないか、というのが今回の調査の出発点です。 (以上引用)』

何と!検索リテラシーの高さで見方は違うというのです!

F字型になるのはリテラシーが高い人だけ。
高い人たちは丹念に上位から見ていくのですが、低い人たちは、自分が知っている単語や興味が引かれた単語しか見ていないらしいのです。

『ほかの検索リテラシーの低いユーザーに同じタスクをしてもらったところ、同様の特徴が見られ、必ずしも丹念に検索結果の1位から見ていくわけではないこと が分かりました。これらのユーザーにとって重要なのは、自分に馴染みのあるキーワードや興味の惹かれたキーワードであり、検索結果の順番はさほど影響を与 えていないようです。(以上引用)』

ということは、検索上位に表示されても必ずしも見てもらえるわけではないということ。
知名度を上げる必要もあるということですね。

検索結果は重要だと検索サービスが判断したサイトから表示されるので、上位から普通に見ていたので、この行動には驚きました。
ビジネスでネットを使っている人も、参考になると思うのでよかったら元記事をどうぞ。


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