最近、時間を見つけては詩を書いている。どんな詩が出来上がっても満足している。詩を書く作業や課程が楽しいからだ。

 日常生活の中で、テーマが目の前に現れる。そして、漠然としたタイトルを記(しる)す。すると、いろいろな言葉が、まとまりもなく降ってくる。

 

        

 

 なぜ、突然、こんなことを書き始めたかというと、年の初めに「今年の目標」を定めるのとよく似ているからだ。

 さて、まとまりもなく降ってくる言葉を、まず、記録する。それから、それらを並べ替えたり、いじったりしているうちに、「テ―マ」が浮かんだときの感情が膨らんできて、大きくジャンプする。すると、初め頭に浮かんだプランとは別物の詩が、自分からは独立した存在のように生まれてくる。

         

 

 年頭に掲げる目標も、そのような感じで時間の経過に伴って膨らみ、発展していく。

 年末に、「今年はどんな年だった?」と自問するときの心は、書き上げた詩を見るような高揚がある。出来上がった詩の出来栄えに満足はないが、快い希望が芽生える。次のテーマを見つけるように。来る年にも、また「目標」の目を向け、手を伸ばす。