早く意識が朦朧とする点滴をしてもらいたく、颯爽とRALS部屋へ。
すぐに病衣に着替える。洋服のまま点滴すると後で
着替えるのが大変だから。
下半身は裸でタオルを巻いてベッドに横になる。
今回は痛み止めの座薬も入れてもらうとみるみるうちに
痛みがひいていった。
点滴も効いてきて頭がボーっとしてきたころ、先生方が集まる
いよいよ始まる。今回は成功してほしい。
大丈夫、婦人科の先生に広げてもらったんだから。
と、自分に言い聞かせる
看護婦さん、先生に頑張りましょうと励まされ始まる。
広げるために膣に入れた綿みたいなものを抜く
機材みたいなものを膣に入れたままCTをとる
この間が結構長い。多分道の確認なのだろう
なんか随分と待った気がする。
すると先生が私の頭のほうに来てこう言った。
今回もできません。道が出来ていない。
婦人科の先生は癌がなくなったところが道だと思ったのかもしれない
今日はこれでおしまいにします。
朦朧とする頭のなかで終わったと思った。
婦人科が広げられないのだから。
放射線の先生には到底無理な話だ
それでもRALSに挑戦しなければいけないのか?
そうこうしているうちに先生たちはRALS部屋から出ていく。
残された私。点滴の薬がバリバリに効いている。
とてもじゃないけど歩けない。
結果、ベッドで病棟まで運ばれた
つづく