どこかの保険代理店で、「スタッフ全員がFP資格持ち」と宣伝して、実際には資格を持っていなかったという報道がありました。
まぁ誇大広告とか嘘はいけないのですが、そもそもFPの資格を持っていることが相談相手として信頼できるかどうかはまた別の問題です。
FPと一言でいっても、日本FP協会が認定するCFP・AFP、ファイナンシャルプランニング技能士1級・2級・3級、生命保険協会認定FPとかいろいろあるわけです。
それにFPの資格を持っていても、FPしかできないような独占業務というのは一つもありません。
生命保険を販売するには、一般課程試験に合格して募集人資格を取らなければいけないし、変額保険資格を持っていないと、変額保険や外貨建て保険は販売できません。
また不動産取引をするには宅建資格が必要で、税務計算や申告は税理士でないとできません。
FPを持っているだけでは、具体的な実務はできないわけです。
私は、2004年に日本FP協会認定のAFP資格を取りましたが、保険以外の相談、例えば法律や不動産・税務などは、他の専門家に丸投げします。
保険以外のことは、実務をすることは法律で禁じられているし、詳しく知らないからです。
私は、保険の相談をする相手としてふさわしいのは、保険のプロだと思っています。
保険会社の営業職として長年にわたって頑張っている人。
保険代理店として業歴が長く、実績や経験が豊富な経営者や営業マン。
それでいて、FPの資格を持ってるような勉強熱心な人。
こういう人を相談相手として選ぶべきで、FPの資格ありきではないと思っています。
むしろ、保険の営業マンでありながら、「FPです!」とFPを全面に押し出して自己紹介する保険営業マンほど信用ならないと思っています。
私は、○○保険会社で生命保険の営業をしています。生命保険のことなら誰よりも詳しいです。生命保険のことでご相談があれば是非ご連絡ください!
みたいな営業マンの方が信用も信頼もできるのではないでしょうか。
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