金融機関の顧客管理のあり方について | 保険日記

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生命保険会社9社、損害保険会社1社の保険代理店経営者です。

先日、私が微力ながらサポートさせてもらってる友人の会社設立(食品販売会社)にあたっての出来事です。


登記簿と印鑑証明書を法務局に取りに行って、法人名義の銀行口座を作るため、某都市銀行へ本人と一緒に訪問。すると、現住所確認と本人確認、また商売の内容など詳細を聴く必要があるため、後日、担当者が事務所に訪問し面談するとのこと。


私が会社を作った約3年前は、銀行担当者による訪問、面談というのはありませんでした。


融資を受けるわけでもなく、ただ口座を開設するだけで、結構厳しい手続きが必要になっていることに驚きました。


この友人の場合には、問題なく口座開設が受理されて1週間程度で通帳が出来上がるそうです。


また、保険のご契約いただいたお客様から以下のような声がありました。


保険料の振り込み手続きについてです。


【お客様の声】


~ここから~


遅くなってすいませんでした。

ネットからは○○万円までしか送金できなくて。


銀行に行くにも通帳を忘れたり、印鑑を忘れたりで、遅くなりました。

ただ、結果、知らないうちに、カードさえあれば送金できるのだとか。

それを知っていれば、もっと早くできたのに。


~ここまで~


このように自分自身のお金を振り込むにも非常に手続きが煩雑化しています。


昨日の記事 にも書きましたが、金融機関がこのような対応をせざるを得ない背景には、マネーロンダリング等の犯罪防止という目的があります。


これだけ厳しく管理しているようでも日本は諸外国に比べて、金融機関の顧客管理が甘いのだそうです。


私からみたら十分に厳しい管理をしているように思えますが。。


保険会社も銀行も証券会社もお金を預かっているお客様はすべてサービスを提供する大切なお客様です。

そのお客様を一方では「管理する対象」として見なくてはいけない現実というのは、非常に複雑な心境です。


悪事を働くごく少数の人間のために、他の大多数のお客様に影響を及ぼされるのは本当に理不尽なことだと思っています。


保険に関する簡単なご質問は、ブログ内メッセージ もご利用ください。


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