実は私、10代の頃にスノボで膝の靭帯を軽く損傷し(軽くって何って感じだが、自分でもよく覚えていない)、数週間松葉杖生活を送ったことがある。
しかしその時は軽く荷重しても良かったので、今回の全く荷重できない松葉杖生活は想像以上に辛かった。
荷重自体ダメなのだが、そもそもこの角度(【ついでの話】治療のスケジュールのイラストの②の状態)でギプス固定されているから、立っている時は足を床に置くこともできないのだ。
↑かかと側には多少体重がかかっても大丈夫らしいが、つま先側には絶対力を入れないよう注意されていた。
また、松葉杖は手の平と脇で支えるような構造にはなっているが、脇には神経がたくさん通っているため、脇に体重をかけすぎると腕などのしびれの原因になるらしいので、極力手の平で支えて歩行しなければならないとのこと…
普段甘やかされている私のひ弱な手の平は、すぐに皮が剥け、手の平の骨にひびでも入ってるんじゃないかと思うほどに痛くなってきた。
調べるとこんな↓松葉杖カバーなんて商品もあったのだが、極力お金はかけたくない…
そこで知恵をひねり編み出したのは、またもや100均で手に入れたスポンジクッションだ。
小さい子供が家具の角などにぶつかって怪我をしないようにする保護クッション。
これを松葉杖のグリップ部分の長さに合わせて切って、はめるだけ。
こんな感じ↓
クッションを挟むだけで随分と楽になった。
100均さんありがとう!
毎日私の巨体を一手に受け止めてくれているせいで、1週間ぐらいで割れて使いものにならなくなってしまうが、これは100均商品。
いくらでも替えがきくんだぜ…
ちなみに階段も慣れるまでが怖かった。
昇りの時は、まずは負傷していない方の足を上の段に移動させてその足と腕で踏ん張り体を移動し、最後に松葉杖も移動させ(気持ち前傾姿勢の方が良き)、降りる時は、まずは松葉杖を下の段に移動させてそれから体を降ろす。それの繰り返しだ。
注意点、というか当たり前だけど、階段のど真ん中ではなく、手すりの近くで昇降した方が良い。
私は一度階段を降りる時にバランスを崩し、とっさに手すりを掴み、難を逃れたことがあった(その間に片方の松葉杖は一人で階段を滑り落ちていったのだった)。