移行期についての話・・
今日のS校の1年生の授業は・・・
「アスリートのピリオダイゼーション(期分け)に合わせた食事の取り方」
について話をしたのですが・・
試合後の数週間~何ヶ月かは、本来、競技から完全に離れてしっかり身体的にも精神的にも休養を取る期間「移行期」が大切になってくる・・なんて話をした時、
思わず昨日の内藤選手と亀田選手の試合の事に、話が逸れてしまいました・・・。
やるべき試合だったんだろうけど、
選手達のこの後の事を考えると、
私の中でホントにやって良かったのか・・何か引っかかるものがあって、
何となく話が出てしまったんだけれど。
一つの大きな「自分の成し遂げなきゃならないもの」
に向かって進む時・・
“大きな目標”
(目標・・なんていう簡単なものじゃなかったりするから、目標という言葉を使うべきじゃないと思うけれど、ほかに書き方が無いからあえて“目標とかくけれど)
が、そこに無い限り絶対こなせはしない厳しい練習や
過酷な減量
に加えて・・
想像以上のものすごい大きなプレッシャー、
周りの色~んな雑音・・
こんなものにも打ち勝ちながら、その一瞬に全てを掛け、それが終わったとき。
負ければやはり、
一体どう立ち直れば良いのかまるで分からなくなって、それまで溜めてきた様々な疲労と一緒に、ズーッと自分の中で何かが空回りし続けてしまう状態になったりするし、
勝ったら勝ったで、その一瞬はすごく嬉しかったりするけれど、
それに掛ける気持ちが大きければ大きいほど、その後には色んなマスキングされてた「身体的&精神的疲労」がドッと表にでてきてしまって・・
チャンピオンならこうあるべき・・といった自分の理想がなにかあっても、全くそういった状態(また厳しい練習に身を置くとか・・)に自分を追い込めないし、
次の目標が全く定まらなくて、結局「止めたい」という気持ちまで出てきてしまうことも多い。
だから・・
必ずしっかりとピリオダイゼーションで言う「移行期」を強制的にでも作るべきなんだろうね・・・って話だったんだけれど。
私が安易に2人の選手の事なんて語れないけれどね・・・