口は災いの元

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秋志さんのチラ裏的Blog

ゴシックマーダー 卵泥棒を探せ!

事件が終わってから1年後の春、屋敷のある村にイースターが訪れる。
しかし、イベントで使うイースターエッグがなぜか盗まれてしまった…!
犯人を追うエリー達。やがてその出来事は村を巻き込む大騒動へと発展するのだった…

(作品ページより)

 

 

 

昨年に引き続き、今年のトリもエリーちゃんに務めてもらいました。

 

とは言っても追加シナリオのみなのでシナリオの長さは短編1本分くらいかと。

まぁ、直近のレインコードがボリューム満点だったので、最後にサクッと遊ばせていただきました。

 

 

今回は殺人等の血生臭い事件は起こらず、ストーリーの結末もそこまで大事にはならないので、シナリオ単体で見るとやや物足りないかもしれないです。

それでも犯人当てでは終わらず二転三転するし、相変わらずBGMが良いので、本編後の一幕として懐かしみながら楽しんでおりました。

 

 

本編のエンディング次第ではエリーちゃんの状況は結構変わってるんじゃないかい?と思ったけど、ちゃんとそれぞれに合わせたパターンが用意されていたようで安心。

 

本編から1年が経過している設定ですが、僕の本編プレイも1年前なので、体感的にもお久しぶりな皆さん。

ノエルさん(左)は本シリーズにおけるお気に入りです。

 

今回唯一の対決場面。真相は分かっていたハズなのに油断していたら普通にゲームオーバーになりました(/ω\)

選択する際の問いかけ方が微妙にヤラシイと思うのです。

 

 

 

ゴシックマーダー 卵泥棒を探せ! 6/10点

 

 

 

 

~2023年プレイ作品まとめ~

 

①キラキラミラ 8人の遺伝子異常者と血の幽霊 9点
②クロカミサマの晩餐 6点
③死噛 〜シビトマギレ〜 9点
④人形の傷跡 4点
⑤春ゆきてレトロチカ 8点
⑥探偵 神宮寺三郎 Innocent Black 8点
⑦免罪執行遊戯ユルキル 7点
⑧パラノマサイト FILE23 本所七不思議 9点
⑨ファミコン探偵俱楽部 消えた後継者 6点
⑩THE 裁判員 〜1つの真実、6つの答え〜 8点
⑪ファミコン探偵俱楽部 うしろに立つ少女 7点
⑫帰ってきた 名探偵ピカチュウ 5点
⑬鳥類弁護士の事件簿 8点
⑭超探偵事件簿 レインコード 9点
⑮ゴシックマーダー 卵泥棒を探せ! 6点

 


去年と同様、今年も15作品もプレイしてしまったのか( ゚Д゚)

しかも短編・中編の多かった去年と違ってほぼ長編作品な上、途中リタイアもないあたり間違いなく今年の方がやっとる……だいぶじっくり遊んでたつもりなんだけどな( ;∀;)

 

ただ10点こそ出ていないものの、全体的に満足度の高い作品が多く、特に①③⑧⑭はここ数年通しても上位に入る面白さでした。

来年も素敵なミステリADVに出会えるといいなぁ。

超探偵事件簿 レインコード

雨が降り続ける街「カナイ区」は超巨大企業「アマテラス社」の支配下にあり、未解決事件が多発。
事件の調査に乗り出すのは、未解決事件の撲滅を掲げる組織「世界探偵機構」に所属する「超探偵」たち。
ユーマと死に神ちゃんは超探偵たちと協力しながら、未解決事件の解決を目指していく。

(作品ページより)

 

※以下、ネタバレが含まれます

 

 

 

あのダンガンロンパスタッフによる新作謎解きゲーム。

ここに来て、今年一番の大物でした。

 

僕はどっちかというと、色んな仮説を立てて議論を重ねて推理していくのが大好きなので、謎解きパートがダンガンロンパの学級裁判方式ではなくなったのは残念ですが、どんどん先を見たくなるストーリーは健在。

 

システム面も次から次へと新しい操作が登場するものの、毎回ちゃんと説明が入ってくれるので安心してプレイできます。

苦手なアクション要素もまぁまぁあったけども、僕でも何とかクリア出来るレベルではあったので良しとしましょうか。

 

あと、雨のネオン街・カナイ区を動き回るのが何よりも楽しかった。

地区ごとに特色が出てて、結構作り込まれてたと思うのよね。

 

 

元々ミステリのジャンル的にはクローズドサークルが好きなのもあり、どうしてもダンガンロンパの方に軍配は上がってしまうのですが、それでも十分楽しませていただきました(*´ω`)

 

 

今作最大の難問はコレ。数学的なコレ。

どうしても解けなかったので不正を働きました(スクショを撮った上で、図形を書き出してようやく正解)。

アクション同様、こっち系統の謎解きは苦手なんや……。

 

しかし、ピンク色の血が伏線になってるだなんて思わんかった。

(たしかに1ヶ所だけ赤色の血が描写されていたけども)

プレイヤーの大半は「だってダンガンロンパでお馴染みだったんだもの」って思うやろw

 

2章のゲストキャラがウマ娘声優で固められてたのもある意味衝撃。

ワルナの声がまりんかだったのは全然気づかんかった。

 

 

 

以下、主な登場人物たちについての感想的な何か。

 

ユーマ=ココヘッド

本作の主人公。記憶を失くした探偵見習い。

個人的にショタキャラが好きじゃないので、登場した時点では全くもって興味なかったんだけど、ストーリーが進むにつれて愛着も湧いてきて、感情移入もしやすくなってましたね。

思い返してみれば、ダンガンロンパの主人公勢も日向以外は好みのタイプではなかったものの最終的に気に入ってたし(最原くんだけはちょっと苦手だったが)、キャラの描き方が上手いんだろうな、と思う。

……にしても、制作陣おねショタ好きすぎへんか?とも思うが。

 

 

 

死に神ちゃん

本作のヒロイン兼マスコット。

最初はモノクマが味方になったような感じか?と思ったけど、ちゃんと相棒としての役割を最期まで果たしていましたね。

僕はオバケみたいな見た目の時の方が好きです。移動中にちょこちょこ遊んでるのかわいいよね(・∀・)

 

 

 

ハララ=ナイトメア

超探偵の1人。冷静沈着な正統派名探偵。

一緒に行動するのが1章だったとはいえ、最初から最後まで追いつめられているような描写がなく、終始頼れる先輩だった。

あと、何だかんだちゃんと探偵らしい活躍してたのはこの人だけだった気がする。

 

 

 

デスヒコ=サンダーボルト

超探偵の1人。親友(マイメン)ポジション。

最初こそ「こいつは正直どうでもいいな」くらいに思ってたものの、予想より早めに打ち解けてたのもあって、何だかんだ最終的には結構好きでした。

変装能力を除けばそこまで超人めいてなかったのも大きいか。

 

マイメンなのに1人だけ記憶の断片集め損ねてゴメンよ。

 

 

 

フブキ=クロックフォード

超探偵の1人。天然お嬢様枠。

「時間を戻す」というチート能力を持っているものの、推理面に関しては特別優れてるわけではないので、この人もわり取っつきやすかった印象。

デスヒコやフブキといる時はユーマが保護者ポジションになりがちよねw

 

 

 

ヴィヴィア=トワイライト

超探偵の1人。フリーダム枠。

この人に関しては元々好きなタイプのキャラだったので、本格的に絡み出すのが後半からだったにも関わらず、ずっと好印象でしたw

ポジションも美味しいんですよ。途中まであまり目立ってなかったのに、他メンバーを差し置いて一番深いところまで入り込んでくる感じ。

ハララとは違うベクトルで探偵としても優秀だと思う。

 

 

 

マコト=カグツチ

アマテラス社最高責任者。本作のラスボス。

まぁ登場時点でだいぶ怪しかったんですけどね。やっぱりそのまま貴方が黒幕でしたか。

ただ、彼の黒幕疑惑が消えなかったのは、下記のアマテラス社保安部の面々が小物過ぎたのも一因だと思ってます。

 

 

 

アマテラス社保安部の皆さん

わかりやすく悪役だった方々。各章で真相解明の邪魔をしてくるポジション。

ただ、せっかくこれだけ色んなキャラを用意したにも関わらず、あまり大した活躍はしていなかった印象。

唯一出番の多かったヨミーも最初から最後まで小物臭が凄まじく、「こいつオラついてるけど絶対にラスボスではないんだろうな」という目で見てしまってた始末。

強いて言うなら、最後にいいとこ取りしたスワロと、悪役としての役割を(やられるところまで含めて)一通りこなしたセスさんがマシだったかな。

 

 

 

ヤコウ=フーリオ

夜行探偵事務所の所長でカナイ区における超探偵たちのボス。

この人はビジュアルから中身まで本当に僕の好きなタイプのキャラクターでした。

何となく死にそうな雰囲気は出していましたが、退場した時はやっぱりショックだったなぁ。

今作は彼のサブストーリーをもってプレイを終わらせていただきました。

 

 

 

~今回のお気に入り枠~

 

ザンゲ=イレイザー

0章に登場した超探偵の内の1人。厨二風爺さん。

他のメンバーと比べても異彩を放っててカッコ良かったんだけど、即退場してしまうとは……。

基本的に公式サイト等では0章組も他の超探偵たちと同列に描かれていたから、まさかいきなり5人も脱落するとは思うまいよ。

 

 

 

メラミ=ゴールドマイン

同じく0章に登場した超探偵の1人。お色気枠。

この人に至っては(偽物だったジルチを除けば)1人だけ能力すら見せる事無く退場したのでかなり不憫。

女性キャラの中では正直一番好きなタイプだったので、残念で仕方ない_(:3」∠)_

 

 

 

超探偵事件簿 レインコード 9/10点

鳥類弁護士の事件簿

『鳥類弁護士の事件簿』の舞台となるのは1848年のフランス。パリの街では再び革命の気運が盛り上がり、牢獄には罪を犯した者だけではなく、大勢の無実の者が収容されていた。

そんな混沌たる社会で、一羽の鳥が立ち上がる。

かれの名はジェイジェイ・ファルコン。善良な猛禽類だが、弁護士としての腕前は少々心もとない。かれと機知に富む助手のスパロウソンは、二羽三脚で依頼を引き受け、目撃者に聞き込みをし、証拠を集め、法廷で正義を実現していく。

(作品ページより)

 

 

 

人外探偵に続いて、今回は人外弁護士。

この世界では当然のように全登場人物が動物になっています。

 

 

基本的には事件の調査をして、裁判で無罪を勝ち取る……というスタイル。

何だかどこかで見た事のあるシステムですなぁ。

 

実際、2章までは逆転裁判の鳥バージョンみたいなところがありますが、3章以降は独自の路線に進んでいた感じ。

特に4章は選択肢次第で違うシナリオになっていて、エンディングも全くの別物。

Bルートが一番王道っぽいですが、主人公交代となるAルートも新鮮。

 

ボリューム的には中編といったところですが、斬新な人物設定と19世紀フランスという舞台設定が刺さり、短期間でしたがこの世界観を満喫しておりました。

主人公コンビのジェイジェイ・ファルコンとスパロウソン君の掛け合いも楽しい。

 

 

 

ライバル検事ポジションのココリコ。ニワトリなのにイケメンなのです。

 

悪役のオオカミ兄弟。たまにギャグっぽい描写もありますが、終始不気味な雰囲気をまとっていて大変良い。

特に3章以降のロムルスの立ち絵が好きでしてね。今作のお気に入り枠。

 

青い伝書鳩……残念ながら2023年に無くなってしまうんだよ( ´_ゝ`)

 

 

 

鳥類弁護士の事件簿 8/10点

帰ってきた 名探偵ピカチュウ

「探偵コンビ」のティムとピカチュウは、行方不明となっているティムの父親・ハリーを捜していた。そんな最中に起こった「宝石盗難事件」をきっかけに、2人は大きな謎に迫っていく。
なぜ、ハリーは姿を消したのか?
なぜ、ピカチュウはティムとだけ喋ることができるのか?
そして、ティムとピカチュウは、ハリーを見つけることができるのか?
はたして、物語の結末やいかに......

(作品ページより)

 

 

 

お久しぶりのおっさんピカチュウ。

前作をプレイしたのが2018年……もう5年も経ったのですか、恐ろしい_(:3」∠)_

 

 

それはともかく。

 

前作発売後に実写映画化もされ、満を持しての完結編でしたが、正直「う~~ん」といったところ。

キャラクターモノとしては文句なしにおっさんピカチュウの良さを描き切っていると思いますが、ゲームとしての楽しさは壊滅的だったかと。

 

 

元々、前作の時点で謎解きゲームとしての難易度は低かったですが、それがさらに低くなってしまったのは如何なものか。

何というか、用意された答えをなぞっているだけで、考えたりする要素はほぼ無かったんじゃないかと。前作はそれなりに謎解き要素あったんだけどな。

 

ストーリー的に見ても、最初から怪しかったヤツが順当に黒幕だったし、犯人当ても序盤に1回あったくらいで基本的に探偵というより冒険家をやっていた気がする。

 

この辺はどうも映画に合わせに行って失敗した印象。

ゲーム版はゲーム版で素敵な舞台が整っていたんだから、そのまま純粋な続編として作って欲しかったなぁ。

 

僕に限った話になりますが、今年は高クオリティのミステリゲームが豊作だったので、余計に粗さが際立ってしまったかなぁ、と。

 

 

 

ピカチュウを愛でる目的なら存分に堪能出来ると思います。

ピカチュウのおケツでチュウ。

 

ピカチュウバレたでチュウ。

 

 

 

ひたすらかわいいモブポケモンたち。

ポケモンが街中に溶け込んでる世界観は相変わらず良かったんだけどねぇ。

 

 

 

帰ってきた 名探偵ピカチュウ 5/10点

ファミコン探偵俱楽部 うしろに立つ少女

再び探偵俱楽部へ。今度は2作目です。

時系列的には『消えた後継者』より前のお話。

 

 

 

前作と同時にリリースされたので、当たり前ですがシステムとかはそのままです。

 

……が、その割に前作と比べて遊びやすかった印象。

慣れの問題もあるかもしれないけど、意味のない無駄な行動やよくわからないフラグがなく、虱潰しせずスムーズに進められたかと。

 

 

一方ストーリーに関しては、今回は容疑者もそんなに多くなく、しかも最初から怪しかった人物がそのまま犯人なので、真相が分かった時の驚きとかは特に無かったです。事件のスケール自体も前作より小さめ。

 

ただ、行動できる範囲は広く、捜査の過程が楽しかったので、個人的にはこっちの方が好きです。

主人公サイドの関係者がしっかり登場してたのも大きいかな。

 

最後の最後に、前作に繋げる感じで終わってたのも良かった。

 

 

 

<主な登場人物たち> ※以下、ネタバレが含まれます

 

主人公

前作では物語の最重要人物でしたが、今作では完全な部外者ポジション。

記憶喪失じゃない分、キャラクターがしっかりしてる感があって愛着は湧きやすかったかと。

 

 

 

橘あゆみ

前回は空気だったあゆみちゃん。

今回は事件の関係者であり一緒に行動する事も多く、ちゃんとヒロインしています。

肝心なところで大事な事を言ってくれなかったりと、色々もどかしい子。

 

 

 

空木俊介

前回はあゆみちゃん以上に空気だった空木探偵事務所のボス。

今回は序盤から頼れる上司としてしっかり登場し、名探偵ぶりを発揮。

この人なら警察が捜査に協力的なのも納得かも。

 

 

 

河合ひとみ

通称“ひとみちゃん”。眉毛がない。

アホの子ではあるが事件解決への貢献度は中々。

彼が居なかったらゲームの雰囲気ももっと辛気臭くなってたかもしてない。

 

 

 

日比野達也

今作の“喋ってくれない関係者枠”。

正直、確実に事件の根本に関わってるんだろうな……と思ったら普通に犯人でした。

前回も書きましたが、僕はミステリ作品において、露骨に怪しいのに特に策もなく無言を突き通そうとするキャラが好きになれず、その為に好感度がかなり低いまま終わった方です。

前作の神田のラスボス感に比べると、どうしても小物っぽさを感じてしまう。

 

でも豹変っぷりは中々狂ってて良かったですよ(・∀・)

 

 

 

酔っ払い

捜査中に突如現れ、主人公の妨害をしてくるモブのオッサン。

僕はこのゲームの中で、何よりもコイツが怖くて仕方なかったです。

ありとあらゆる方法で生理的嫌悪を感じさせてくるサマはホラー演出よりよっぽど怖い。

こんなとこリアルにしなくていいのよ(;゚Д゚)

 

 

 

女子生徒

通りすがりの女子生徒。今回のお気に入り枠。

モブの中でも特段目立ってたわけでもないのですが、こざっぱりした感じと“普通感”が妙に刺さりましてね(/ω\)

 

そんな中、クリア後の『あゆみちゃんとの相性チェック』でまさかの再登場。

ゲーム中の行動によって好感度が算出されて、ランクに合わせたキャラが出て来るらしいのですが、結構な種類がある中からこの子を引き当てるとは……。

僕はあゆみちゃんより貴方の方が好きですよ└(:3」┌)┘))ジタバタ

 

 

 

ファミコン探偵俱楽部 うしろに立つ少女 7/10点