初めて生のヒデキを見たのは、「紅白歌のベストテン」公開生放送でした。
「HIDEKI日記」から
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1975年11月10日
モーモー、私はうれしさで気が狂いそう。
K.Kさんが紅白歌のベストテンの整理券を事務所まで行ってもらってきてくれたので、始発に乗ってみてきた。
渋谷公会堂の前で寒い中待っていて、10時少し過ぎに、整理券の裏に番号を書いてくれた。
6時ちょっとすぎに戻ってきて、並び始めた。
中に入ってから、通路のところの真正面の席をとれた。
さあ、いよいよ番組のはじまり。
私は、自分でも知らない間に
「ヒデキ!ヒデキ!」って叫んでいた。
ヒデキは1番バッターで「白い教会」を歌った。
私も、歌なんか聞かずにヒデキーって叫んでしまった。
いけないナー、ちゃんと歌を聞いてなくちゃ。
でもさ、ほんとに声が出てしまうの。
歌い終わってから、ずっとイスにすわっていて、私のところからよく見えるの。
だから「今、台本読んでる」とか、
「あ、ひろみとしゃべってる」とか、
他の人の歌は聞かないでそればっかし気にしていた。
そしたら1時間あっという間に過ぎてしまった。
ヒデキ、えかった~~。ひろみよりずっとよかった。
でもね、声援がダンチなんだ。
ひろみは会場がふるえるくらいなのに
ヒデキはその半分くらい。
だけど、だけど、ヒデキの歌は素敵だった。
感激。うれしい。
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郷ひろみさん、呼び捨てですみません。
しかし・・・ヒデキの衣装はどんなだったか、他の出演者はだれがいたのか・・・何もわからない。。。
ただ、ただ、興奮したことだけが伝わりました。