昨日  岐阜県可児市での「明智寄席」に行きました

露の新治師匠の追っかけです









早めに着いたので  明智城跡を見てきました

小高い所にありました









眼下に可児市街が見えます
こういう場所に光秀は城を構えていたのか…







明智光秀の家紋の桔梗











男性が1人   リュックを背に地図を見てから歩いていかれました

心そそられる道です




さて

落語会です



露の一門の家紋が桔梗であることから   第1回に師匠が高座に







新治師匠でいっぱいの入り口










師匠はいつも
「がんばる」を 「願生る」
と言われます
心が広がり  力が湧きます



演目は





『鹿政談』

奈良にお住まいである師匠の鹿のマクラで気分が盛り上がります

鹿は大切にされていると改めて知りました



豆腐屋の六兵衛の犬と間違えて鹿を死なせてしまったという正直さにかけた名奉行の言葉にはきっぱりとしつつ  そこには慈しみが垣間見えてじんとくると同時に胸のすく思いがしました




「おから」のことを「きらず」と言う

粋な噺だなと聞き入りました

(今でも「きらず」と言われているのかな)




『風呂敷』

亭主のいない間に男とお茶を飲み  いつもより早く帰宅した亭主に慌てて   入れ込んだ男を押し入れに隠します

鳶頭はおもむろに風呂敷を用意して…

師匠の  亭主を風呂敷で包み込む仕草があまりに上手く  その手元に視線が釘付けになりました

人が入っているような空間!

結び目さえも見えてきます




『中村仲蔵』

「忠臣蔵」の五段目の定九郎の役をいかにして演じるか

仲蔵は願掛けまでしてその役を演じる方法に悩み続けます

私はこの噺に登場する  仲蔵のおかみさんの言葉にいつも胸を打たれます


「やめたら逃げることになる」

「逃げるのはいつでもできる」



それこそ

願生れ!

です



名声とか昇進とか  そういうものとはかけはなれた言葉を支えあってこそ

仲蔵は見事な演技が披露できたと思えます



このおかみさんの様子を師匠は細やかに演じられていると私には思えました



圧巻の三席を堪能できました🎵




師匠はマクラで客の心を掴み  ほぐすのがうまいなあといつも思います

噺家と  同時に 話家

そして  心が温まり受け入れ体制OKを見て  噺をかけていくといつも感じ



世の中  いろんなことが起きているけど  今ここに居るときだけでも  笑って笑って 免疫力を高めよう

笑いは大切と  師匠はいつも言ってくださいます



そして私は  師匠の手の美しさに見入ってしまいます

指の美しさだけでなく  その動きの美しさです

それだけで噺が映像になりますおねがい





さあ!

今日も笑いや楽しみをいっぱいに

生きていきたいなあ…✴️




帰り道は

木曽川と並んで






いい1日でした



3月の申し込みのとき

「まっ、母の日だし」

と  同行を心よく引き受けてくれた 息子に感謝です



(貴重な落友でもあります)








桔梗の葉がぐんぐん育っています

花開くのが楽しみです




きちかうの はじける音を聞きたくて

                                    アマンバ




桔梗のことをきちかうと詠むことを昨年知りました






最後まで読んでくださり  ありがとうございます🎵