少し刺激的なタイトルにしましたが、昨年末、古い知り合いと飲み会で会い、最近何してるの?という話から、「一番の防災は安全な場所に住むこと」という話になりました。

 

彼が昔から住んでいるのが、江東区の亀戸です。

 

彼曰く

まぁ、確かに災害リスクは高いかもしれないけど、地震だって、俺が生きているうちは起きないでしょ?

(彼は60代です)

 

これ、これこそが ~ザ・正常化バイアス!~ です。

 

自分にはそんな恐ろしいこと起きないって思っているんですよね。

そして、このような人が一番見落としている視点が「子孫」の安全です。

 

彼にも子供が2人おり、結婚もしているので、孫ができるのが楽しみだと言います。

 

ならば、現在の住まいを子供に譲ることは、その子や孫が災害時に被害に遭う可能性があるということですよ、と伝えました。

 

あなたが生きているうちは大地震やスーパー台風は発生しないかもしれないけれど、土地も建物も先祖から譲り受けたものなら、子供に譲ることを考えているでしょう。

あなたの代では大地震や荒川の氾濫は起きないかもしれないけれど、お子さんの代ではどうでしょう?お孫さんの代では?

 

大地震で震度7になる可能性が高く、荒川が氾濫したら3mの浸水可能性がある場所に住み続けるということは、自分の子孫を災害リスクに晒すことになるんだと気付いてほしい。

 

こんな話を酒の席でするもんだから、彼はトイレに立った後、私から離れた場所に座ってしまいました。。。

 

こういう話をその場所に住んでいる人はあまり聞く耳を持ってくれません。

建売の3階建て狭小木造住宅に住んでいる友人にリスクを伝えて疎遠になったこともあります。

 

子供の安全を考えたら、住む場所の安全性は一番に気になることだと思うのですが。

 

人間関係の悩みみたいな話になってしまいましたが、言いたいのは、

大地震が起きれば「震度7」となる可能性が高く、河川が氾濫すれば「3m超の浸水可能性」があるような『災害弱所』に住み続けるということは、自分の代だけのリスクではないということです。

 

 

【参考まで】

亀戸の安全性の一例として、駅近の「プラウドタワー亀戸クロス」の災害リスクをご紹介します。