2021-12-03 のブログ記事にも説明しました、ギアトラブルが増えてきました。
以前はほとんど無かったのですが通学に使う学生さんがほとんどです。
原因はせっかく9段10段ある変速仕様で切り替えをほとんど使わず、アウター高速用のギア2枚ぐらいしか使用していないで立漕ぎを多用している為、チェーンやギアに負荷がかかりすぎてチェーンが伸びたりギアが減る事でギア飛びの発生です。
さらに、チェーンの注油をしない事により摩耗が速まったりサビの発生でパーツに負担がかかります。
最近街中で低速走行で重いギアで立漕ぎしている方が良く見受けられます。
今まではフロントがシングルギアになったマウンテンバイクの方が多かったですが最近はクロスバイクの方も増えてきました。
自転車の引き渡しの時に切り替えの使い方は大体クロスバイクは3速から、マウンテンバイクシングルギアは4速~5速からのスタートでスピードに合わせてシフトアップして停止の時はスタートのギアに戻すようにと説明しているのですが。
理由を聞くと面倒くさいからだそうです。
正直、高価な自転車ほどリアの切り替えの段数が増える為、チェーンやギアの厚みが薄くなり、変速しやすくする為にギア形状も単一ではなく先のとがったギアや山の小さなギアと複雑に設計でデリケートなパーツになります。
スタート時から重いギアを無理に使用していると色々な部分に負荷がかかりネジの緩みや破損が起こります。
最近はチェーンが伸びすぎてフロントのギア(シマノ以外の仕様車)も減ったり欠けたりしている方もいます。
よく高い自転車買ったのにと言われますが間違った使い方をすれば逆に壊れやすくなります。
フロントが大きいギア、リアが小さいギアでの走行はもちろん適正なスピードで使用するのはまったく問題ありません。
自転車にもよりますが時速30Km~50Km以上です。
その目安は自転車ではケイデンス(クランクが1分間に回転する回数)でよく説明されますが、理想は常に80回転前後(初心者は60回転以上)がお勧めです。
車で例えればタコメーター(エンジンの回転数)です。
車だと低速でハイギアを使用するとエンストか無理に走行していればエンジンが壊れます。
また点検もしない方も多く数年たって壊れてから持ち込まれる方も多いですので最低1年に1度以上は点検もお勧めいたします。