映画『赤羽骨子のボディガード』鑑賞しました | 編集プロダクションGROUP

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本日、2024年8月2日(金)公開の映画

『赤羽骨子のボディガード』

を、ひと足お先にマスコミ試写会で鑑賞させていただきました。

原作は、2022年9月より週刊少年マガジンで連載がスタートした、

丹月正光(にづきまさみつ)氏による同名の人気コミック(講談社)です。

クラスメイト全員が、桁違いの懸賞金がかけられたヒロインを守るボディガード!という、なんとも斬新な、先行きが気にならずにはいられないストーリーなのです。
ミックは連載2年、映画公開日の現8月2日時点で9巻までが刊行されており、このたび実写映画化となりました。

「漫画原作?主演は人気アイドルグループSnowManのセンター、ラウールさんなのね?」

(ああ、なんとなく想像できてしまう、キラキラ王道系?)と思われそうですが、

いえいえ、そんな甘~いものではございません。

実は一粒(1作品)で、いろんな風味が楽しめる贅沢なエンターテイメント作品に仕上がっています。
作品は、ラウールが演じている主人公のヤンキー高校生・威吹荒邦(いぶきあらくに)の、人として、1人の男子としての成長の物語でもあると思います。

そして、荒邦と威吹荒邦の父、丈夫(たけお)

骨子と赤羽骨子の父・尽宮正人、さらに骨子の実の姉・尽宮正親(じんぐうまさちか)の親子の物語でもあり、

錚々児高校3年4組の、個性派・武闘派たちの、青春ストーリーで、ピュアなラブストーリーの要素もあって、爽快かつヒリヒリするアクション・エンターテイメントです。

個人的には私の“推し”であるラウールの奮闘や表情に引き込まれることは想定内でしたが、

一方で、土屋太鳳さん演じる尽宮正親に、心が揺さぶられました。

土屋太鳳さん、圧倒的な強さ。

見事なアクションシーンを易々と体現する身体能力の高さに、改めて唸らされました。

そのことは、『るろうに剣心』や『今際の国のアリス』などでも実証されているので、ご存知の方も多いはずです。
でも、この作品で正親はそこはかとなく、哀しみを秘めている人でもあり、観ているこちらの想像力を、掻き立てるものがありました。

素敵な女優さんです。強く魅せられました。

また、ヒロイン・骨子を演じた出口夏希さんも、本当に無理なく嫌味もなく、ピュアな骨子の魅力を見事に表現されていました。

私、女性ですが、何度もキュンとしちゃいましたし・・・。
 

さらに、常に骨子のそばに居て、バレないように気づかれにいように、配慮しながら骨子を守るという役割を担っている

棘屋寧(とげやねい)役の髙橋ひかるさんのお芝居も、哀しみの湛え方が秀逸でした。

骨子の父、尽宮正人を演じる遠藤憲一さんの強烈なオーラや存在感、それでいてどこかお茶目で人としての愛らしい一面を覗かせるお芝居が巧みなところには感服でしたし、

この作品の重大な鍵となっている、奥平大兼くん演じるクラス最強の司令塔・染島澄彦をはじめ3年4組の面々のキャラクター、強み、個性、魅力も見どころです。

荒邦の父・丈夫を演じるのは、その声も芝居も魅力的で近年活躍の場をどんどん広げておられる津田健次郎さん。

津田さんの丈夫、色気もあって本当にカッコ良かった。物語にいいスパイスを加えておられます。

7月17日に、映画配給会社である松竹株式会社・関西支社の試写室で観させていただいたのですが、

また観たくなって本日、舞台挨拶ライブビューイングのある回を、観てまいりました。
猛暑の中、先月月後半休日返上で踏ん張った自分へのご褒美、ってことで・・・・。

舞台挨拶で発された、暑い中、足を運んでくださった観客を気遣う言葉も、素直に嬉しかったです。

この暑さを吹き飛ばす、熱い作品。

ぜひ、多くの方に劇場で観ていただきたいです。

映画「赤羽骨子のボディーガード」公式サイト

https://movies.shochiku.co.jp/akabanehonekomv/

公式Instagram

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