(昭和41年1月号 少年画報口絵)
僕らの時代、花形戦車といえば自衛隊の61式戦車であった、
(昭和41年1月号 少年画報)
日本ホビーのマンモス戦車の中でも最高のメカを誇るこの61式戦車を本来のリモコン式にしてみよう、
このように、シングル式にしていたものを、
リモコン用の配線に直して、
毎度のことながら、最大の泣き所がこのプラギア、1枚が割れてしまったので瞬間接着剤と樹脂
で固めてある、他のプラギアもいつ割れてしまうかわからない、
モーターを回転させたらギアのシャフトが浮き上がってしまった、今度はシャフトの止め板のネジ
穴がひび割れしてネジがスカスカになっていた、
そこで、穴に瞬間接着剤を流し込んでペンチで径を摘んでひび割れを治す、
どうにか画像のようにネジ穴の径が元通りに復旧した、
そして、シャフトの押さえ板をビス止めする、
次に、リモコンボックスとの配線
このリモコン、逆転スイッチが3個もありちゃんと金具を接触させるのに苦労する、
とりあえずはちゃんと金具を接触させることに成功、リモコンで操作することが可能となった、
とにかく、日本ホビーの61式戦車は当時の戦車プラモの中では最高のギミックを誇る、
これ以上のギミックを持った戦車プラモはない、このカラクリを考案した方は凄い、
が、ちゃんと全ての仕掛けを作動させるのは困難を極める、当時うまく作動させて遊ぶことができ
た子供達は何人ほど存在していたのだろうか、
砲塔の中には単3電池1本を収納する、これは赤外線照射用となっている、
これは赤外線のスイッチ、砲弾発射の引き金が引かれると金具の接点に接触してスイッチが入
る砲弾はこの白い発射装置の先っちょの穴から発射される、
砲弾発射装置の穴と砲身は繋がるので、砲弾は砲身から発射される、
当然といえば当然なるも、当時はニチモの61式戦車等は砲身から砲弾は発射されず、砲身の
根元の真下に穴がありそこから砲弾が出た、
これが複雑怪奇?な最高のカラクリ仕掛けで、多数の歯車とカムの組み合わせによって砲弾発
射装置と砲塔の回転を行う、そう、1個のモーターで砲塔360度回転させ、モーターを逆回転さ
せるとギアとカムが切り替わり砲弾発射装置が作動する、この装置をジッと見つめてもそのカラ
クリは理解できない、僕自身も未だにそのカラクリを完全に理解できない、
なぜなら、このようにこの装置をネジ止めするのでどのように歯車やカムが動くのか確認すること
ができない、大体の想像で思い描くしかない、だからちゃんと作動させるのが極めて困難となっ
てしまう、その動力源がこの中央にセットされた砲塔の回転装置、そう、アメリカITC社のM41ベ
ッツィタンクをそのまま模倣した砲塔の回転装置である、
あとは本体上下をセットすればOK,まあここまで来るのは相当の困難を伴う、
そして、プラ製ギアに泣かされる、実は作業中にギアボックスの青い平ギアが再びひび割れして
スカスカになってしまったので、瞬間接着剤で固めてしまったこれもいつまでもつかわからない、
ら入れられる、
新品の電池がなく大分消耗した電池を使用したので動きはゆっくりしたものとなっている、
いつものように一人で撮影とリモコン操作を行っているので動きが速いと大変なので、
あとそれから、発射される砲弾が動画ではなかなか見えないがちゃんと発射されている。
日本ホビー M41ウォーカーブルドッグ 日本ホビー M41ウォーカーブルドッグ