2009-07-03 09:50:00

本日発売:週刊アカシックレコード090703

テーマ:編集部からのお知らせ


週刊アカシックレコード-SAT、警視庁に突入せよ!

■本日発売~週刊アカシックレコード09703■
あの『踊る大捜査線』の作者、君塚良一氏推薦のコメディタッチ・サスペンス、小誌の筆者、佐々木敏の小説『中途採用捜査官 SAT、警視庁に突入せよ!』が文庫化され、本日、紀伊國屋書店・新宿本店で発売されます。
これとは別に、「シリーズ『失業革命』」の連載は近々再開し、いまや世界最大のカルトに成り下がったインターネット文化の虚構性を徹底的に暴きますので、ご期待下さい。

_
【で、結局断られてないの?】
2009年6月23日、古賀誠・自民党選対委員長が、東国原英夫(ひがしこくばる・ひでお)宮崎県知事に次期衆議院総選挙への出馬要請をしたところ、知事は「(国会議員でなければ総裁になれないという党則を改正して)自分を自民党総裁候補にし、衆院選を戦う覚悟があるか」と逆提案(産経新聞Web版2009年6月23日「東国原氏『総裁候補が条件』 自民・古賀氏の衆院選出馬要請に」 < http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090623/stt0906231710011-n1.htm > )。
知事は同時に「全国知事会の地方分権の提言を政権公約(マニフェスト)に盛り込むこと」も出馬の条件に挙げているので(読売新聞Web版2009年6月30日「東国原知事『総裁候補』などの出馬条件譲らない」 < http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/politics/20090630-OYS1T00612.htm > )、普通に考えれば「霞が関の官僚とべったりで地方分権などする気のない自民党め。オレを単なる看板として担いで選挙の応援にだけ利用するきならお断りだよ」という意図で「自民党をコケにした」と解釈できます。だから、古賀選対委員長はその場で「バカにするな」「10年早いわ」と啖呵を切って席を立つべきなんですが、そうはしなかったのです。
ということは、世論調査における麻生太郎内閣支持率や与党への政党支持率の低下に悩む落ち目の自民党は、東国原知事の人気を次期衆院選に利用したい「スケベ心」を捨て切れず、ということ。
知事側にも国政に転身したいという「権力欲」があったようで、その後知事の秘書が上京して自民党の森喜朗、安倍晋三の2人の元首相と接触(2009年7月1日放送のJNNニュースバードほか)。このため、自民党側(麻生内閣)は知事を総裁候補でなく大臣として入閣させる奇策を検討(毎日新聞Web版2009年7月1日「麻生首相:東国原知事の入閣で調整 分権改革担当を検討」 < http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090701k0000m010164000c.html > )。
しかし、党のマニフェストも固まっていない段階で、知事の入閣だけが先行すれば「人気取りだけが目当て」と世論の反発は必至。結局、東国原入閣は見送りに(2009年7月1日放送のフジテレビ『ニュースJAPAN』、J-CASTニュース2009年7月1日「東国原宮崎県知事の入閣見送り 閣僚補充人事」 < http://www.j-cast.com/2009/07/01044457.html > )。
2009年6月30日、麻生首相は党役員、閣僚の人事異動を行う(それによって求心力の回復を図る)意欲を示していたにもかかわらず、一夜明けたら、党内の反発などで役員人事も、人気知事の入閣も見送り、地味な政治家が2人地味なポストで入閣するという「湯の中の屁」みたいな結果に(2009年7月1日放送のフジテレビ『ニュースJAPAN』、J-CASTニュース前掲記事)。
求心力のない麻生首相のもと、まともなマニフェストができなければ、自民党は、東国原出馬どころかそもそも総選挙を戦うことが難しくなるのに、首相がじたばたして、自民党内にはかえって「遠心力」が働いた感じ。
溺れる麻生はそのまんま東をもつかみそこなう?
麻生首相は漢字が読めないだけでなく、党内の空気も読めないようで。
(^^;)
【で、結局本気なの?】
たとえば地域をよくしとようとこころざして千代田区長になった政治家が「東京都がよくならないと千代田区はよくならない」と気付いて区長の任期途中で東京都知事になり、さらに「日本がよくならないと東京都はよくならない」と気付いて知事の任期途中で(単なる国会議員ではなく)首相になったとしても、それは「(最初に)自分を支持してくれた(千代田区の)有権者への裏切りにはなりません。まさに「日本がよくなれば東京都も千代田区もよくなる」のですから、いちおう筋が通っています。
2009年6月23日に自民党総裁すなわち首相の座への意欲を示した東国原英夫・宮崎県知事の場合も「県知事は、ただ名誉職として居座っているだけなら、こんな居心地のいいポストはないが、何か県民のためになる新しいことをやろうとすると、こんな居心地の悪いポストはない。中央から政令、省令でがんじがらめにされているから」と発言しているので、彼が「日本がよくならないと宮崎県はよくならない」と考えたのなら、道義的には筋が通っています(2009年6月28日放送のテレビ朝日『サンデープロジェクト』における知事の発言)。
しかし、彼の場合、東京での講演活動やTV出演などの副業に忙しく、週のうち半分ぐらいしか宮崎県にいないうえ(東国原英夫公式blog「新そのまんま日記!」のトップページ < www.zunou.jp/higashi/diary2.cgi > 2008年2月15~25日によれば、知事はこの11日間のうち6日間は宮崎県外に滞在)、2008年は副業の収入は約4330万円で、「本業」の給与(約1436万円)の約3倍もあるので(日刊スポーツWeb版2009年7月1日「東国原知事、副業4350万円 知事トップ」 < http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20090701-512814.html > )、あまり筋のいい発想ではないような……。
「県知事」は単なる踏み台?
(>_<;)
【いちばん遅い解散】
前回の衆議院議員総選挙は2005年9月11日に行われたため、そのとき当選した議員の任期は丸4年後の2009年9月10日まであります。そこで、この「最後の日」に臨時国会を召集して、そこで麻生太郎首相(の内閣)が衆議院を解散すれば、理論上は(投票日が日曜日とすると)憲法(54条1項)の規定(40日以内)により、10月18日まで総選挙(の投開票日)を先延ばしできる……と多くの政治記者が真顔で述べていますが、この説は「ルール上」かなり疑問です。
というのは、麻生首相の自民党総裁として任期が2009年9月30日で切れるからです(読売新聞Web版2008年9月22日「自民総裁に麻生氏、得票67%で圧勝…細田幹事長を決定」 <
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080901-4146106/news/20080922-OYT1T00396.htm > )。
「自民党が与党第一党の場合は自民党総裁が首相(総理)を兼ねる」という(自民党と社会党が連立政権を組んだ村山富市内閣のとき以外)一度も破られなかった慣例が破られないとすると、「9月10日解散、10月18日投開票」の場合、自民党は現総裁(総理)を前面に立てて総選挙を戦う選挙運動期間(9月11日から10月17日まで)と重なる9月21日から9月30日までに、現総裁を退陣させかねない総裁選の投開票(ともう1つの選挙運動)を行うことになります(自民党Web 2007年1月17日「党則 総裁公選規定 8条」 <
http://www.jimin.jp/jimin/jimin/tousoku/tousoku-2.html > )。
その際、党内実力者たちが結束して麻生現総裁以外の総裁候補を立候補させないようにして、現総裁が「無投票当選」すれば、総選挙と総裁選の選挙運動期間の重複、つまり、挙党一致で野党を相手に総選挙を戦いつつ自民党員同士で総裁選を戦う、という珍現象は回避できますが、ほんとうにそんなにうまく行くでしょうか。だれか1人でも、「反麻生」の自民党所属国会議員が同僚議員20人の推薦を得て総裁候補として立候補すれば、世にも不思議な「ダブル選挙運動」になりますが……。
それとも、10月1日以降数週間は自民党総裁が空席となる「変則的“総・総分離”」で乗り切るのでしょうか。
そんなことはありえません。
公職選挙法(31条1項)の規定では、衆議院議員の任期満了による総選挙(の投票)は、議員の任期が終わる日の前、30日以内に行わなければならず、その公示は「少なくとも12日前」にしなければならないので(同法31条4項)、8月25日(火)になっても、9月6日(日)というもっとも遅い任期満了総選挙期日の公示(または、8月25日以前の衆議院解散)がなければ、麻生首相が衆議院を解散する前に、首相は自民党内の反麻生勢力によって退陣(か、総裁選の前倒し)に追い込まれるでしょう。8月25日までに総選挙が公示されないことは、すなわち、麻生総理総裁の任期が事実上10月まで延長され、「ポスト麻生」の政治家の台頭を妨害することになるからです。
但し、法律上は、任期満了総選挙期日(たとえば9月6日)の公示後でも、その期日前(たとえば9月5日まで)であれば、首相は衆議院を解散して、任期満了でない総選挙を解散から40日以内(たとえば10月11日)に行わせることもできます(同法31条5項)。
もちろんいまの麻生首相にはこんな芸当は無理ですが、「次期総裁」なら話は別です。
自民党の党則(前掲自民党Web「党則 総裁公選規定」)によれば、遅くとも2009年8月31日までには次期総裁選の投開票日が党本部管理委員会と総務会によって決定されなければならないので、その決定を8月中旬までに行い、総裁選の投開票を8月下旬か9月上旬(9月4日以前)に行って、次期総裁を総理とする内閣を9月5日以前に発足させれば、その次期総裁の手で(9月5日までに)衆議院を解散し、任期満了総選挙の公示(9月6日投票)を無効にすることができます(これは総裁の任期満了による総裁選なので、いわゆる「総選挙に勝つための総裁選の前倒し」ではありません。強いて言えば「総選挙の後ろ倒し」です)。
この場合、おそらく総選挙の投票日は連休を避けて9月27日か10月4日になるでしょう。つまり、総選挙はいま(2009年7月3日)から3か月後です。
いま総選挙があれば、「麻生不人気」のお陰で民主党が大勝するでしょうが、いまから3か月前なら「小沢一郎代表の秘書が西松建設事件で逮捕」の影響で与党が勝っていたでしょう。つまり、世論とはそういうものなのです。
いまから3か月後なら、次期総裁の人物次第では、現在の「麻生不人気」に起因する民主党への支持率の高さは吹き飛び、もしかすると総選挙後も自民党が引き続き政権を担当することに……。
次期首相は、菅義偉(すが・よしひで)現自民党選対副委員長だったりして……。
その場合、彼の自民党総裁としての任期は9月中に始まる必要はなく、9月30日まで短期的な「総・総分離」にすることもできますが、いずれにせよ彼は、9月5日までに総理になっておけば、9月下旬の国連総会に出席して演説して、総選挙前に「外交実績」を作ることもできるので、民主党にとってはけっこう手ごわいでしょう。

_
【廃刊、休刊、あるいは……】
前々回の記事を配信するまで約2か月近く記事を配信しなかったのは、忙しくて記事を書く暇がなかったからではありません。記事はとっくに、2009年2月の時点で、経済関連のシリーズものを6回分ほど書きためてあったのです。
が、それらを配信しようと(して推敲)すると、「このメルマガ(小誌)はこのままこの形で配信していていいのか」という疑問に突き当たるのです。
2月以来ずっと、インターネット技術が普及することの経済に対するマイナス効果、なかんずくそのインターネットを利用して無料でメルマガを配信することの「不況促進効果」の問題が筆者の頭から離れないのです。
とりあえず前々回から数回にわたってインターネットの「不経済効果」を検証する記事「シリーズ『失業革命』」を連載することにしました。その中で今後小誌をどのような形で存続させるべきか(存続させるべきでないか)という根本的な問題も考えて行こうと思っています。
m(_ _)m
【コスモスイニシア、パナソニックから投票】
福井医大、図研9、三興メイビス(旧三興プログレス)、コスモスイニシア(旧リクルートコスモス)、パナソニック3……小誌Web版にご投票下さった方のドメインは(一般の個人サイトと違って)職場(大学)が多く、海外にまでおよんでいます。皆様、有り難うございました。とくに図研、パナソニックからは複数のご投票、有り難うございました。
「ホームページランキング」はこのページ < http://www.akashic-record.com/ > のいちばん上の行をクリックしてご参照下さい。
m(_ _)m
【拙著に関する個人ブログの虚偽宣伝】
小誌の筆者・佐々木敏の著書を購入される方は必ず事前に、小誌サイト( < http://www.akashic-record.com/angel/cntnt.html > )など著者や出版社が直接内容紹介を行っているWebページをご参照のうえ、ご判断下さい。小誌の記事を無断で何行も転載(コピー&ペースト、コピペ)する違法な個人ブログ、ホームページが多数あり、その転載(盗用)箇所の前後には、ロボットSF『天使の軍隊』をはじめ、拙著の紹介文を含む「解説」が付けられていることが少なくありませんが、その種の解説の大部分は不正確なものです(どれも例外なく「小説と小誌は基本的には関係がない」という注意書きは転載されていません)。
一般に、読者の皆様がそのようないい加減な解説を信じて書籍を購入なさった結果、その内容が「期待はずれ」だったとしても、その責任はその書籍の著者にも出版社にもありません(無責任な無能者たちはしばしば自ら読んでいない書籍について事実無根の紹介文を書きます)。
_
【ご注意】
小誌へのご意見、投書は、投稿者氏名等の個人情報を伏せたうえで、小誌上で紹介させて頂くことがございます。あらかじめご了承下さいませ。本メールマガジンは筆者(佐々木敏)のサポートスタッフにより運営されており、本号は創刊第299号のあとの臨時増刊です。
本マガジンの送信を停止(開始)するにはこちら↓をご利用下さい。
          http://www.akashic-record.com/admin/regist.html
送信先アドレスを変更する場合もこちら↑でできます。お手数ですが、旧アドレスの「解除」、新アドレスの「登録」という2つの操作をお願い致します。
_
_
■本日発売~『中途採用捜査官』シリーズ第二弾、文庫化■
あの『踊る大捜査線』の作者、君塚良一氏推薦のコメディタッチ・サスペンス、小誌の筆者、佐々木敏の小説『中途採用捜査官 SAT、警視庁に突入せよ!』が「警視庁ビル完全図解付き」で文庫化され、本日紀伊國屋書店・新宿本店で発売されます。
これとは別に、「シリーズ『失業革命』」の連載は近々再開し、いまや世界最大のカルトに成り下がったインターネット文化の虚構性を徹底的に暴きますので、ご期待下さい。

_
【小誌2008年11月27日「究極の解決策~勝手にドル防衛?」は → < http://www.akashic-record.com/y2008/usdslf.html#02 > 】
【小誌2008年12月4日「イラク戦争は成功~シリーズ『究極の解決策』(3)」は → < http://www.akashic-record.com/y2008/usdirq.html#02 > 】
【小誌2009年1月8日「70年周期説~シリーズ「究極の解決策」(4)」は → < http://www.akashic-record.com/y2009/ndlie.html#02 > 】
【小誌2009年2月5日「逆ネズミ講~シリーズ「究極の解決策」(5)」は → < http://www.akashic-record.com/y2009/revers.html#02 > 】
【小誌2009年3月31日「巨人、身売りへ~読売、球団経営から撤退を検討」はエイプリルフール特集号なのでWeb版はありませんが → < http://ameblo.jp/akashic-record/day-20090401.html > 】
【小誌2009年4月1日「巨人の身売り先~シリーズ『巨人、身売りへ』(2)」もエイプリルフール特集号なのでWeb版はありません。】
【小誌2009年5月28日「失業革命~『技術神話』が生む不況」は → < http://www.akashic-record.com/y2009/unempr.html#02 > 】
【前回「非常識な進歩~シリーズ『失業革命』(2)」は → < http://www.akashic-record.com/y2009/abprog.html#02 > 】
_
●いよいよ文庫化●
あの『踊る大捜査線』の作者、君塚良一氏推薦のコメディタッチ・サスペンス、小誌の筆者、佐々木敏の小説『中途採用捜査官 SAT、警視庁に突入せよ!』が「警視庁ビル完全図解付き」で文庫化されました。
_
本体価格は876円(税込920円)です。
紀伊國屋書店・新宿本店では、本日、2009年7月3日(金)発売予定です。
_
本店においでになる方は、あらかじめ
_
Tel: 03-3354-0131
_
に在庫の有無をお電話でお確かめ下さい。

_
+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+

        警視庁本部庁舎「設計図」付き
              ↓
   http://www.akashic-record.com/fort/cntnt.html

+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+
【桶狭間】 → < http://www.akashic-record.com/fort/okehaz.html#mail >
_
●桶狭間の奇襲戦●
というわけで、今回も、これまでの小説のときと同様に、紀伊國屋書店・新宿本店で(文庫本としての)週間ベストセラーのランキング入りをめざす「桶狭間の奇襲戦」キャンペーン( <
http://www.akashic-record.com/fort/okehaz.html#mail > )を行います。ご興味がおありのお客様には、ご協力を宜しくお願い申し上げます。
m(_ _)m
【尚、本店から徒歩数分のところにある新宿南店は、紀伊國屋(本店)の売り上げランキングに関係ないので、おいでにならないようにお願い致します。】
_
この『中途採用捜査官 SAT、警視庁に突入せよ!』も、以前の『龍の仮面(ペルソナ)』や『ラスコーリニコフの日』『中途採用捜査官・文庫版』のときと同様に、版元が今後の売り上げ予測や宣伝戦略の参考にする書店は、紀伊國屋書店・新宿本店のみです。
_
したがって他のいかなる書店よりも、この書店には最優先で、他店より少し多めに(少し早めに)配本されます。
_
ご予約/ご注文は、いまから
_
『中途採用捜査官 SAT、警視庁に突入せよ!・文庫版』
_
または、念のため発売月を付けて
_
2009年7月発売の『中途採用捜査官 SAT、警視庁に突入せよ!』
_
と明記(明言)して
紀伊國屋本店ホームページの
「クイックサービス」(代引き宅配)コーナー↓
  TEL 03-3354-0131
  FAX 03-3354-0275
でお申し込み頂けます(「桶狭間の奇襲戦」 <
http://www.akashic-record.com/fort/okehaz.html#mail > を参照)。
_
+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+

             かつての上司を逮捕せよ!?
                 ↓
       http://www.akashic-record.com/oddmen/cntnt.html

+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+
【桶狭間】 → < http://www.akashic-record.com/oddmen/okehaz.html#mail >
【NHKで絶賛】 < http://www.nhk.or.jp/book/review/review/2004_b_0704.html >
_
●「中途採用」なんだから●
このシリーズは、シリーズ第一弾『中途採用捜査官』の冒頭にも書いてあるとおり、正式名称で「警視庁特別捜査官」と呼ばれる、現実にご活躍中の警察官の方々をモデルにした作品です。
本来「特別捜査官」とかっこよく呼ばれるべきプロフェッショナルな人々をわざわざ「“中途採用”捜査官」と呼んでタイトルにしているのですから、どういうストーリーか、だいたいおわかりですよね。
(^^;)
そうです。そういう話です。多くを語る必要はないでしょう。
_
ところが、この第一弾の単行本『中途採用捜査官』を読んで「看板に偽りありだ」と言わんばかりに怒り狂った読者の方がおいでになり、筆者はたいそう驚きました。
そういう方の苦情を記したものをよーく読んでみますと、「テンポが遅い」つまり「なかなか主人公が刑事として事件解決に当たらない」ことがけしからん、というようなご不満が書いてありまして、いったいどういう方なのかと理解に苦しみました。
_
だいぶ経ってからわかったのですが、推理小説のジャンルには「新本格ミステリ」という、人間ドラマにはなんの関心もない著者によって、ひたすら謎解きを楽しむことだけを目的に書かれた小説があるそうです。筆者はそういう小説はまったく読んだことがないので、存在することすら知りませんでしたが。
_
念のために申し上げますと、人間ドラマにまったく関心がなくてトリックだけを描く作家、というのは、作家全体のなかで圧倒的な少数派であることはもちろん、推理作家のなかでも少数派です。
したがって、小説『中途採用捜査官』シリーズの著者、出版社には「この作品は新本格ミステリではありません」とことわる義務は一切ありません。むしろ新本格ミステリのほうに「この作品は新本格ミステリです」とことわる義務があるのかもしれません(が、じっさいに書店に行って本を手にとって、何ページか見れば、だいたいどういう作品かわかるので、そんな注釈は要らないでしょう)。
_
当然のことながら、新本格ミステリの読者も、小説の読者全体の中で圧倒的な少数派です。この圧倒的な少数派の方々にとっては、つまり新本格ミステリばかり読んでいる方々にとっては、警察小説は推理小説の一部であり、したがって拙著『中途採用捜査官』は、人間ドラマはそっちのけでさっさと主人公を事件の謎解きに参加させるべきだ、ということになるのかもしれません。
_
が、それはあまりにも非常識な要求であって、新本格ミステリを執筆しないほとんどすべての作家にとっては到底受け入れられないものです。
もしかすると、書店では、拙著『中途採用捜査官』シリーズは警察小説・推理小説の1つとして、新本格ミステリと同じ棚に並んでいるのかもしれません。が、それは書店の勝手であって、著者の預かり知らない問題です。
_
中学校か高校か大学の国語か文学の授業を思い起こして頂ければおわかりのとおり、元々小説というのは、にんげんを描くためにあるのであって、トリックや謎解きをするためにあるわけではないので…………いや、そんなめんどうくさいことをいちいち思い出さなくて、そもそもわざわざ『中途採用…』と銘打った小説なんですから、少なくともシリーズ第一弾では、主人公がいきなり刑事(や探偵)として謎解きを始めたらおかしいでしょう。主人公が「普通の人」から転職して、刑事として中途採用されるプロセスを『中途採用…』が描くのはあたりまえでしょう。
このシリーズ(第一弾)は元々その点が非常に高く評価されていて、だからこそNHKの『週刊ブックレビュー』でも出演者全員に「笑賛」されたのであって(小誌2004年7月4日「NHKで絶賛」 <
http://www.akashic-record.com/y2004/bookrv.html > )、そのプロセスを読むのがいやなら、最初から買わなければいいのですよ。
_
+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+

        2009年以降、北朝鮮は豹変する
               ↓
    http://www.akashic-record.com/angel/cntnt.html

+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+
【桶狭間】 → < http://www.akashic-record.com/angel/okehaz.html#mail >
_
●非常識な常識●
べつに新本格ミステリというジャンルが嫌いなわけではありません(読んだことがないので、嫌いと判断する理由がありません)。
また、そのジャンルが少数派であることが「悪い」と言っているのでもありません。世の中には少数派であっても価値のあるものは多々あります。ただ、少数派の「常識」をそれ以外の多数派に勝手にあてはめて判断(断罪)するのは、まったく不合理なことなので、やめて頂きたいと申し上げているのです。
だいたい、インターネット上には自分のせま~い視野に基づいて勝手な「常識」や価値基準を作って、それに基づいて他人をののしる浅薄な方々が多すぎます(経済の現実を知らずに「インターネットが普及すればするほど世界は豊かになるはずだ」と思い込んでいる方々もその範疇にはいるでしょう)。

_
+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+

        警察小説・刑事ドラマ史上、初
               ↓
   http://www.akashic-record.com/fort/cntnt.html

+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+
【桶狭間】 → < http://www.akashic-record.com/fort/okehaz.html#mail >
_
もっとも『中途採用捜査官 SAT、警視庁に突入せよ!』( < http://www.akashic-record.com/fort/okehaz.html#mail > )はシリーズ第二弾なので、主人公はとっくに捜査官になっていて、すぐに事件に取り組むことになるので、「新本格ミステリが警察小説のすべて」と誤解している方々も、さほど不満をお持ちにならないとは存じますが。
_
+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+

          (ホームページランキング とは別に)
           この記事がよい(悪い)と思ったら
   「追伸」のずっと下をクリックして「score!」ページで3段階評価を

              お陰様で連続ランク入り
            最新ランキングは投票後にWebで

+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+
_
●シリーズ第3弾●
次回、小誌「シリーズ『失業革命』(3)」では、筆者が熟知するIT産業界内部(およびライブドア)を例にとって、ITの「労働排除型進歩」の凄まじさを紹介する予定です。

_
_
(敬称略)
_
【一度投票したらもうできないと勘違いしている方がおられるようですが、「score!」は前回投票された方でも何度でも、記事ごとに投票できます(最新のscore!は投票後にWebでご覧頂くことができ、最新順位は翌月下旬に発表されます)。この記事がよい(悪い)と思ったら(ホームページランキングとは別に)「追伸」「Copyright」「メルマ!PR」の下、メルマガのいちばん下をクリックして「score!」ページの3段階評価もお願い致します。】
_
追伸:
本メールにご意見等を投書されたい方は本メールに返信する形で投書を下されば、スタッフ(編集部)によるセキュリティ等のチェックを経て、数日後に筆者に転送されます。
但し、melma.comのシステム上、誠に申し訳ございませんが、本メールに返信されても「退会」手続きは成立しません。
_
Copyright (C) 2001-2009 by Satoshi Sasaki
All rights reserved. 不許複製、禁無断転載
_
_
【この記事へのご意見等は、ブログの「コメント」としてではなく、なるべくメールマガジン( < http://www.akashic-record.com/admin/regist.html > )への返信としてお寄せ下さいませ。スタッフ(「週刊アカシックレコード」編集部)はメールマガジンを最優先に対応しておりますので、返信メールのほうが、佐々木敏本人の目に触れる確率が高くなり、目に触れる時機も早くなります。ただ、なにぶん頂くファンメールの数が非常に多いので、すべてにお返事を差し上げることはできません。あしからず御了承下さいませ。】

AD
いいね!した人  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。