こんにちは。

 

税理士の田口です。

 

最近、読書日記は、それなりに充実してきたと思います。

 

読書によっていろんな著者の意見を吸収できるためか、

 

お客様からよく「話しやすい」とか、「いろんな相談にのってくれる」とか、

 

おほめの言葉をいただきます。

 

今回は、ローマ帝国の歴史について書かれた本を取り上げます。

 

ローマの歴史に興味をもつようになったのは、塩野七生さんの小説です。

 

ローマを一言でいうと、今のアメリカのようなものでしょうか。

 

東に漢という帝国があったとはいえ、

 

古代にあっては、ローマは最強の国家だったと思います。

 

ただ、そんな最強国家でも、盛者必衰、いつかは滅びます。

 

最近、大企業の不正がニュースで取り沙汰されますが、

 

どんな組織もいつかは陰りが見え、いつかは滅びるということを、どこか忘れがちなのは、私だけではないと思います。

 

それでは、なぜ、ローマが滅びたのか。

 

原因はいろいろ考えられるようです。

 

キリスト教を国教としたことで異民族との対立が激化した。

 

とか。

 

強大な軍事力を維持できなくなった。

 

とか。

 

いろいろです。

 

しかし、原因はいろいろでも、こうして歴史として残ったローマ史が語りかけてくれるものが

 

あるとすれば、盛者必衰という無常観だけではないと思います。

 

大企業でも不正がおき、いつかは滅びます。

 

かつての世界最強国であったローマがいかにしえ滅びたかは、

 

現代を生きるわれわれにも示唆をあたえてくれるものではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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独立して良かったことのひとつに、時間にゆとりができたことです。

 

そのため、読書日記ばかり、ブログに書いてます。

 

今日は、正法眼蔵です。

 

道元が書いた難解な書物です。

 

大学の講義が再現されているような語り口で、寺田さんがその書物の内容を解説します。

 

たしか、この本は大学時代の日本倫理思想史の講義のテキストでした。

 

あのころは、道元の言うことより、デカルトやハイデガーのほうに魅力を感じていましたが、

 

今になると、もっとまじめに講義に出ておけばよかったと思います。

 

ものすごく、平たくいえば、

 

道元の言っていることは、

 

生きとし生けるものは、相互に関係しあっているんだよ。

 

といったことだろうと思います。

 

(平たく言いすぎですね。)

 

デカルトにしても、ハイデガーにしても、

 

ヨーロッパの思想の中核には、神の存在があります。

 

神という絶対者がいて、世界は神により造られたもの。

 

神に従属するものという、上下関係です。

 

それに対し、道元はそうした絶対者に従属する関係ではなく、

 

世界は、それぞれが平等な立場で関係しあっていると認識していたような気がします。

 

多様性を認めるというんでしょうか。

 

相田みつをさん流にいえば、

 

トマトとメロンに上下関係はない。

 

トマトにはトマトのよさがあり、メロンにはメロンのよさがあり、

 

トマトもメロンもそれぞれ一人で生きていけない。

 

トマトもメロンもそれぞれ互いに支え合って生きている。

 

といった感じでしょうか。

 

金八先生なら、

 

人という文字は、それぞれの線が互いに支え合って成り立っている。

 

といった感じでしょうか。

 

このブログをお読みのかたで、道元のファンのかたがいたら、ごめんなさい。

 

道元をここまでわがままに解釈してしまうことに気まずさを感じながら、ブログを書いています。

 

とまぁ、相当適当なことを書いてきましたが、

 

道元の言っていることは、ヨーロッパ的な意味における存在論

 

(世界は、神によって造られて存在しているといったような)

 

に照らしても、充分、対抗できると思います。

 

鎌倉時代ですよ。

 

ルターが宗教改革を起こす数百年まえの日本で、

 

これだけ成熟した思想が展開されたことは、もっと評価されてよいと思います。

 

今回はラフな読み方で、西洋の思想と対比させたりしました。

 

みなさんが、この「正法眼蔵」という書物を手に取るときは、

 

きっと別の景色が見えてくることと思います。

 

そうした意味では、この書物も車のようなものかもしれません。

 

鍵を渡します。

 

走り出してみては、いかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。

 

今朝のブログのテーマは目標設定のしかたについてです。

 

ハーバード大学というアメリカの大学があります。

 

YahooやGoogleで世界の大学ランキングで調べてみてもトップ10に入る有名な大学です。

 

そのハーバード大学でおもしろい実験が行われました。

 

それは在学中に将来の目標を立てていたかどうかを聞き、

 

卒業後の年収を追跡調査するというものです。

 

結論からいうと、目標を紙に書いていた人の年収は、

 

目標を特に立てていなかった人の10倍だったそうです。

 

目標を設定することがいかに大事かがこの実験は教えてくれます。

 

経営計画も同じです。

 

中期経営目標や当期経営目標を経営計画書というかたちで紙にまとめるだけでも、

 

ある社長さんは、自ら作った経営計画を社員に発表されることを希望したりします。

 

社員が個人目標をかかげることで、目標をかかげていない会社と、

 

差が開くと言えます。

 

ハーバード大学の実験の話を聞いたとき、

 

これを日本の中小企業にあてはめたらどうなるかを考えました。

 

頭に浮かんだのは、経営計画のことでした。

 

経営計画は魔法の書という会計士さんもいらっしゃいますが、

 

この実験と同じく、経営目標を紙にかけば、まんざらでもないなと思います。

 

経営計画のご相談は、下記で何時でも受け付けています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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こんばんは。

 

ウイスキーの好きな田口です。

 

朝ドラの「マッサン」を見て以来、ウイスキーを飲むようになりました。

 

竹鶴政孝さんは、「マッサン」のモデルです。

 

この書物では、日本のウィスキー製造のもととなった

 

「竹鶴ノート」について詳しく解説が書かれています。

 

「竹鶴ノート」とは、ウィスキーの製造方法が書かれた2冊のノートです。

 

いまでは、多くの人々が気軽に飲めるようになった日本のウィスキーも、

 

もとをたどれば100年前に書かれたこのたった2冊のノートから、始まっていたんですね。

 

日本のウィスキーは、麦からではなく、たった一人の青年の情熱からできたと考えると、

 

ハイボールの味が冴えわたりそうです。

 

おはようございます。

 

読書好きの税理士の田口です。

 

「シャープ崩壊」っていう本のタイトルもすごいですね。

 

会社はまだ存続しているのに、「崩壊」なんていうタイトルをつけていいんでしょうか?

 

最近、大企業の不祥事が目立つようになりました。

 

そのためか、図書館でうろうろしているうちに出会ったのが、この本です。

 

自然科学、文学、政治、伝記、スポーツ、芸術、児童文学、哲学、歴史、・・・

 

と様々な棚を徘徊しているうちに、「シャープ崩壊」に出会っちゃっていいんでしょうか?

 

今回のブログでは、シャープのことを批判するつもりはありません。

 

シャープを通じて、人間の集団のありかたについて少し、考えられれば、満足です。

 

亀山工場の液晶生産で調子こいたシャープ。

 

調子こいて液晶に投資しすぎて転落したシャープ。

 

驕る平家は久しからず、と言いますか、

 

上手くいくと、調子に乗りたがるのは、人間の集団の特徴なんですかね?

 

そこに平安も平成も関係ありません。

 

武士もサラリーマンも関係ありません。

 

こうゆう集団が、時を超え、形を変え、社会に一定の数、存在していること。

 

そうした現象がこの本で確認できたのは、よかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

税理士事務所の経理支援

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いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。

税理士事務所というと、

節税や税金対策、税務調査や青色申告といった具合に税務ばかりやっているイメージが

あるかもしれません。

ところが、最近は経理から解放されたいというお客様が増えています。

給与計算が面倒くさい。

振り込みが面倒くさい。

当座預金の通帳をノートに写すのが面倒くさい。

こういった手間から解放されて、本業に専念したいというお客様が多くなっています。

そこで、

通帳をクラウドに連携して、ノートに写す手間を省略したり、

お客様の給与計算や振り込みの代行を所属事務所では行っています。

こうゆうサービスを経理代行といい、

記帳代行だけではなく、経理そのものを代行します。

料金は、通常の経理の人を雇う金額の半分または1/3くらいです。

経理担当者の採用の厳しい時代に、会計事務所がこういったことで

お役に立てることを知っていただければ幸いです。

読書日記「税務弘報」

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おはようございます。

 

田口です。

 

みなさん、年末調整や確定申告の準備、進んでますか?

 

最近、消費税の軽減税率の概要を解説した動画が国税庁のHPにのせられました。

 

動画には、軽減税率が導入された場合、経理をどうするか。

 

どうゆう手続きが必要かが、10分くらいで解説されていました。

 

まだ見てないかたは、見てください。

 

ところで、軽減税率というと、様々な意見がある制度です。

 

そこで、「税務弘報」の2015年5月号に

 

「消費税の軽減税率、賛成・反対、両者の意見を聞いてみた。」という企画が掲載されていたので、読み返してみました。

 

賛成派の意見として、当時の公明党税制調査会長の斎藤哲夫さんは、

 

・食品について軽減税率を適用することは、食費の家計に占める割合の多い低所得者対策として有効である。

 

・生活必需品の税率が軽減されることで、痛税感が緩和される。

 

といった点を語っておられます。

 

反対派の意見として、当時の民主党税制調査会長の古川元久さんは、

 

・税率が複数あることで、消費税の計算をする際の負担が増える。

 

・消費増税分による痛税感の緩和は、低所得者向けに所得税の税額控除を行うことで行ったほうがよい。

 

といった点を語っておられます。

 

この雑誌が出たのは、2年半ほど、前になるため、現在とやや違った前提のもとでの議論でありますが、

 

おおむね的を得たものかと思い、興味深く、読ませてもらいました。

 

こうした税制の専門家の声とは、別の声として、ある韓国の税理士さんの声も掲載されていました。

 

日本の税理士会が軽減税率を導入すれば、事務負担が煩雑になり、反対だという意見をぶつけたところ、

 

その税理士さんは、

 

「たしかに税の専門家からすればそうだと思う。でも、このスーパーに買い物に来る人たちは、

 

1ウォンでも安い品物を求めていろいろな店を探しながら買いに来ている。

 

そういう人たちを見ていたら、この人たちの気持ちに応えること、それが税理士の仕事なんじゃないかと

 

思えるようになった。」

 

と言ったそうです。

 

胸が熱くなるようなセリフです。

 

こうゆう税理士さんがいたら、じっくりお話を聞いてみたいものです。

 

要するに、軽減税率反対というのは、玄人の意見なんですね。

 

そんな玄人の意見は、なおざりにされる感じで軽減税率が適用されそうですが、どうなるんでしょう?

 

賛否両論あるなかで、中立的なスタンスでこの制度と向き合ってゆくことが、現在の私の課題です。

 

 

 

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。

 

もともとこの「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」という企画は、

海軍の退役軍人たちが戦後しばらくたって、当時の反省会をテープに残していたことに

端を発しています。

こうしたテープをはじめ、当時を物語る新たな資料がたくさん出てきたこともあり、

近年、昭和史の研究は飛躍的にすすんでいるようです。

研究がすすむなかで、冷静に当時の状況を振り返ることができるのはいいことですが、

ラジオの役割に着目すると、それは熱狂の一言につきます。

 

「徐州陥落!徐州陥落!」とラジオがはやしたてることで、

群衆の気分を煽り、熱狂の渦へ巻きこみました。

メディアが中立な立場で客観的な報道をすればよかったというのは、

司馬遼太郎さんも言わんとするとことですが、

群衆を煽ることで、新聞の発行部数やラジオを聞く人も増えという具合です。

メディアも生活が懸かっている以上、戦争に協力的にならぜるを得なかったのです。

 

そしてメディアが戦争遂行の機運を盛り上げたこともあってか、

冷静に戦力差を分析すれば、勝てないはずのアメリカに当時の指導者は戦争を挑みます。

1930年代から新聞やラジオといったマスメディアが世論の形成に大きな影響力をもちました。

アメリカとの開戦の決定にあたっては、政治家や軍、官僚といった支配層だけで、

まとまる話ではなかったようです。

 

世論が歴史にどんな役割を果たしたのかという視点は、20世紀を振り返るうえで

欠かせないものだと思いました。

 

 

 

 

 

 

読書日記「歎異抄」

テーマ:

おはようございます。

 

田口です。

 

いろんな本を読書日記で紹介しています。

 

実は、読書日記は、フェイスブックでも投稿しています。

 

そのため、最近の投稿は、本の紹介だらけになりました。

 

いろんな本を日々、読むなかで、いい文章だと思うのは、「歎異抄」です。

 

「歎異抄」は、親鸞の没後、弟子の唯円が、

 

教えがゆがんでしまうことを嘆き、親鸞の肉声を文章にまとめたものです。

 

よく知られているのが、悪人正機説です。

 

「善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。」

 

弥陀を信じる心さえあれば、悪人でも救済されるというものです。

 

教えがゆがんでしまうのは、このあたりです。

 

弥陀を信じる心さえあれば、殺人でも強盗でも許されると解釈されるおそれがあるからです。

 

そのため、この本を危険な書物だとする意見もあるようです。

 

ですが、現に悪人とよばれる人がいるわけです。

 

何をもって悪なのか。どんな人を悪人とよぶか。は、むずかしいのでわかりませんが、

 

宗教家が善人ばかりに語りかけていても、仕方ないと思います。

 

善人ばかりなら、みんなハッピーですから、この世は天国です。

 

宗教は必要ないと思います。

 

知り合いの牧師さんには、元ヤクザだった方もいます。

 

その牧師さんの礼拝には、刑務所に入ってた人がよく参加します。

 

私も一度参加したことがあります。

 

参加者にむかって、今、この瞬間を生きる大切さを熱く語っていました。

 

とてもパワフルな礼拝でした。

 

礼拝中、なぜか、心に親鸞の姿が浮かんでいました。

 

仏教やキリスト教といったちがいは、関係ないのかもしれません。

 

悪人でも、心がけ次第で救われることを説いた「歎異抄」のメッセージは、

 

普遍的なものです。

 

こうしたメッセージが、明瞭で簡潔な文章にまとまっているのが、歎異抄の魅力です。

 

ふつう、ここまで深い内容を語るには、膨大な言葉が必要だと思います。

 

そのあたり、無駄な言葉を排除して、簡潔に語るから、言葉に重みが出るのです。

 

「歎異抄」は、まぎれもない名文だと思います。

 

 

 

 

 

借入を活かすには。

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こんばんは。

 

会計事務所に勤めて10年以上になります。

 

正直、この10年、貸借対照表に借金がたくさんある会社を見るたび、

 

気分が暗くなっていました。

 

しかし、最近、金融機関のかたと話す機会が増え、

 

考えが少し変わってきました。

 

前向きな経営計画のある事業者であれば、

 

借入は、大きな支えとなるのかもしれません。

 

これまでの10年は、債務超過で事業承継も困難な会社が多かったです。

 

そのためか、借入は運転資金の補填であり、

 

一時的な延命措置にすぎませんでした。

 

しかし、本来は、そうでないのかもしれません。

 

借入の使途を単なる運転資金の不足の穴埋めに限定するのではなく、

 

事業拡大のために計画的に使えれば、よいと思います。

 

また、はじめは少額の借入をし、返済実績を積み重ねれば、

 

より多くの額を借り入れることも可能です。

 

借入を活かすのは、経営計画だと実感するこのごろです。