初めてイベントの装飾をバルーンアートで行ったのは、
大学の被服学科学生のコスチュームショーやファッションショー。
少ない予算で最高のパフォーマンスを!という友人の無理な依頼からでした。
その当時はバルーンアートなどという言葉もなく、
ただ単に安価で、カラーが豊富で、軽くて持ち運びやすく、処分もしやすい、
テープでくっつき、ひもで下げられ、照明に意外と映える、ということもあり、
まだ学生でしたが、
演劇やコンサート、結婚式、パーティー、等々、
右肩上がりのバブル真っ盛りに多くにイベント装飾をご依頼いただき、
いろいろな経験をさせていただきました。
現在の仕事にもその時の経験は大いに役立っています。
今はアメリカやカナダから入ってくる資材や機材、
そして、技術の向上で驚くほど見事な装飾ができるようになり、
私自身も子育てしながら学びなおしをして、
いろいろなイベントの装飾を行ってきました。
この度、市からのご依頼で13人の若者たちと3か月間のイベント装飾の講座を行い、
公共施設のオープンと旧施設の閉館イベントに
バルーンアートのイベント装飾を行うことになりました。
バルーンアートの装飾は見た目とは裏腹にとても重労働で繊細な作業が続きます。
久しぶりに大きな作業になりますが、
13人の若い力を借りてみんなが感動するような装飾ができればと思っています。