ぬいぐるみの猫を抱いて母が来た。 | 北の暮らし ~ 遊 ~

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北海道の四季折々の風景、美味しい食べ物、そして日常の出来事、感じた事などを綴ります。
夫婦2人の生活になり、残りの人生を楽しく過ごしたいのでタイトルに『遊』を入れました。

本日に急遽決まった母の外出。

 

私は家で昼食の準備をして、母が来るのを待っていました。

予定より少し早くにインターホンが鳴り、母の姿が映っています。

 

「猫を置いて来ると可哀想だから」

 

タオルにくるまったぬいぐるみの猫も一緒笑い泣き

 

開口一番、「こじんまりとした家だね~」ですって。

そりゃー母の施設の広いリビングに比べればこじんまりですけど、

一般家庭では普通ですがえー

 

母はこの家の事は憶えてないと言います。

「ここには一度ぐらいは来た事あったかな。」

 

庭を見て「広い庭だね~木もいっぱいあって。」と。

この庭をいつも和室の窓から眺めていた母。

それなのに母には初めて見る庭に映っているみたい。

母がいつも草取りや冬囲いもしてくれてたのに何も憶えてませんでした叫び

 

ただ、父の仏壇にお参りしようと連れて行くと、

お参りもしないでいてごめんね。なんか涙出て来た。」

母の涙ぐむ姿に姉や私も涙目に。

家の事は覚えてなくても父の仏壇であることはわかって

涙ぐむなんてやはり夫婦なんですねハート

 

 

私の作ったカニご飯やかぼちゃの煮物に天ぷらなど、

「美味しいね~」と言いながら全部完食グッ

 

 

 

苺にリンゴもお菓子もケーキも次々と平らげるその食欲に驚いてしまいました。

 

姉妹で話していると

母は椅子に座ったまま目を閉じて眠ってる様子。

 

目が覚めるとそばに置いてあった猫のぬいぐるみを抱き寄せて

「そろそろ帰るからね。ね、〇〇ちゃん。」

猫の名前を呼んで話しかけてますアセアセ

 

それをさり気なく耳にした私は心の中で「やった~!」

ここはあかりの家で自分の家ではないと思ってる母は

帰るつもりになってました爆  笑ルンルン

 

帰らないと言い出すのではないかと一番心配だった事です。

長姉が先に帰り、三姉の車で私も一緒に母を送って行く事に。

 

ここまですべてスムーズに進みましたOK

 

車の中で母が意味不明な事を。

「家にはじいちゃんと誰かが待ってるから。」

さっきまで父の仏壇で涙ぐんでたのに父が生きてる?

家ってどこの家??

誰かって誰が待ってるの?

それに帰るのは施設ですけど!

 

施設へ到着すると、「母さん、どこへ行くの?」と様子が変。

「お母さんのお部屋でしょ?エレベーターで行くよ。」と連れて行き、

帰ろうとする私達に「母さんも家に帰るぅ」とベソをかき始めます。

 

何とかなだめて介護員さんにお願いしてきましたが、

調子が良かったのも施設へ到着するまでのこと。

母の家って私の家ではなく、やはり別にありそう。

帰る気持ちになっていたのは施設ではなく、母の家に帰ろうとしてたみたいハートブレイク

 

初外出は大成功だったとは思うけれど、母の帰りたい家に連れて行けなくて

母に悲しい思いをさせてしまったようで心は複雑ですショボーンダウン

 

そして、

何故かどっと疲れました・・・