札幌市内には、結構多めの旭川ラーメンがあります。
『元祖旭川ラーメン』『ななし』『山頭火』『山桜桃』『梅光軒』など派生を合わせると数多くになりますが、
その中で古くに札幌に旭川ラーメンを持ち込んだのは何処なのか?を考えてみると・・・
『味虎』さんが上げられるかと思います。
昭和41年創業?との事なので、
約40年間も続いていることになります。
店内はこじまりとしていますが、女将のおばちゃんが一人でテキパキと仕事をこなしています。この広さが適当なのでしょう!!
『中でもアッサリしているのがしょう油で一番人気、味噌はコッテリさを出しているのでまた違う風味』と教えてくれます。
うむうむ、先日食べた味噌は確かにコッテリしていたね。
『今の旭川ラーメンは油が多く、魚出汁が強すぎるので、ちょっと違うかな?うちのラーメンは今の若い子には合わないかもしれないわね。魚出汁も鯵』とけれん味なく口に出してくれます。
そうですね。流行の旭川スープとは異なり白濁することないキレイなスープに魚出汁と思われる小さな粒が浮いている・・・
そんなことを考えると、旭川系スープの原点はこんな感じだったのかもしれないと想像させられます。
やや細目の麺に、茹でたモヤシ、メンマ、チャーシューとシンプルな構成ながらもノスタルジックなラーメンに心奪われ完食致しました。
リピーターも多く、おばちゃんの雰囲気にも飲み込まれるのでしょうね。これからも、美味しいラーメンを作ってもらいたいものです。
そうそう、このお店は食堂であってラーメン専門店ではありません。
あしからず
屋 号:味虎
住 所:中央区南17条西17丁目3
定休日:木曜日
営業時間:11:00~15:00、17:00~19:30