毎月課題の本からインスパイアされた題材をテーマにエッセイを書く文章サロン「ふみサロ」に参加している。
「ふみサロ」についての詳細はこちらから。

今月の課題図書は「自衛隊防災BOOK」

 

 

今回はふみサロ内で毎回開催されているエッセイ講座で学んだ
〝テーマ〟と〝モチーフ〟を意識して書くことにした。
そうは決めたものの、毎回のことながらモチーフが浮かんでこない。
私が結婚を機に住み慣れた関東を離れ、大阪に住むようになったのは、阪神淡路大震災の後。
そして大阪に来てから東日本大震災が起こった。
30年以内に70~80%の確率で発生といわれる南海トラフ地震の被害が直撃する地域にいるのに、私自身、ほんと防災意識は薄いと感じる。
そんな中思い浮かんだのが、えーるで開催してた防災キャンプ。
よし! これをモチーフにしよう!
じゃあテーマは?
となったら、もう〝あそび〟と〝体験〟しかないよな!
てなことで書いたのが以下の作品。

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「あそびからの体験が生きる力になる」

私が代表を務めるNPO法人で、かつて小学生を対象に防災キャンプを行った。
その際、実際に体験することに重きを置いた。それは我がNPO法人の理念でもある。

ダンボールで間仕切りを作る体験は秘密基地づくりに変わっていった。

間仕切りが壁になり、屋根がつき、最後には扉までついた。

実際の避難所で使える代物ではなかったが、でも子どもたちはその後ずっとそこで過ごしていた。

どんな服が燃えやすいか? 実際にさまざまな素材の服を燃やして見せた。

実はこれはスタッフも初めての体験だった。

もっとサーッと火がまわると思っていた素材が意外に燃えなかったのを今でも覚えている。
「シャカシャカ」と呼ばれるウインドブレーカーは燃えるというより溶けるという感じだった。

これには子どもたちも「あれが体についたら…」を想像できたようだった。

暗闇でしばらく目をつむって、暗さに慣れたら見えるようになる「暗順応」体験。

最初は暗闇にキャーキャー言っていたが、言われたとおりにやったら見えるようになったのが不思議そうだった。
ちなみにこの体験から「暗闇体験」というプログラムが生まれて、いまだにキャンプでやっている。

こどもにとってはすべてが「あそび」だ。
防災とあそびは一見結びつかないように思えるが、子どもはあそびの中で生きていくために必要な力を身につける。

1回でも体験しているかいないかが大きな違いになってくる。

それは防災に限ったことではない。
子どもは社会で生きていく力をあそびから学んでいる。

そしてスタッフも、子どもたちにたくさんの体験をさせているつもりが、自分たちの学びになっている。

子ども20人連れてのキャンプは準備も運営も大変だ。

けれどこのあそびの中で防災を学ぶ体験はとても価値がある。

1人でも多くの子どもたちにこの体験をさせたいとあらためて思った。

また企画してみたい。

スタッフである私たちにとっても多くの学びがあるのもわかってるしね。

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今回メンバーの皆さんの作品を読ませていただいて、東日本大震災にまつわるエピソードが多かった。
中でも賞をとられた作品は鬼気迫るものだった。
エッセイとは関係ないけれど、これを機にもっと防災意識を高めなあかんな、と反省した。
まずは防災グッズから揃えるかな!

 

 

 

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