羽生さんがプロに転向してくれて本当に良かったと思うのは、もう点数とか勝ち負けとか気にする必要がなくなったことです。
ファンって、応援する選手の希望が叶うよう、祈るじゃないですか。
羽生さんはアマチュア現役の頃、常に1番でありたい人だったし、その実力もある人だったから、ファンも試合のたびに優勝を願いました。
羽生さんが勝てば一緒に喜んだし、負ければ一緒に悔しがる。
なぜあのジャンプで満点じゃないのか、なぜスピンやステップで減点されるのか、納得できなくて腹が立ったり。
でも今になって振り返れば、あんなに腹を立てたり悔しがったりできたのも、応援する選手が羽生さんだったからだなと思うのです。
羽生さんが、常に勝ちを目指す人だったから。
もし勝たなくても自分の演技ができれば満足な人だったら、ノーミスできただけでおめでとうと言えました。
もし表彰台に登ったことのない選手なら、3位でもおめでとうです。
でも羽生さんは、それでは満足しない人だった。
目指すは常に優勝です。
おめでとうのハードルが高いのです。
羽生さんを応援するのは、ジェットコースターと同じでした。
試合のたびに胃は痛むわ心臓はバクバクするわ、とても正常ではいられなかった。
そんな特別な体験は、常にトップを望む羽生さんのファンだからできた贅沢だったと、今なら分かります。
羽生さん、特別な体験をありがとう✨
喜びも悔しさも、隠さず見せてくれてありがとう✨
一緒に気持ちを共有できたことは、一生の宝物です。
これからはプロとして、別の緊張感があるかも知れません。
今度はジェットコースターではなく、ロケットに乗り込む気持ちです。
いつでも地球の重力を振り切って、宇宙に飛び出す準備はできていますよ😊💕✨