田牧大和『わかれ道の先~藍千堂菓子噺~』です。

 

私の好きさレベル5段階評価の『4.5』です。

 

 

 

 

 藍千堂と百瀬屋の間で時ならぬ喧嘩が勃発!?
 江戸の巷で話題になるほどの騒ぎをどう鎮めるのか。

 いつになく元気がない伊勢総左衛門のために、晴太郎と幸次郎は二人の亡き父・先代清右衛門との思い出の食材、阿米弁糖(あめんどう/アーモンド)を使った菓子を考案する。
 そんな折、百瀬屋が新たに雇った菓子職人が騒動を起こす。
 腕はいいのだが傲慢な性格で、勝手に先代・清右衛門の菓子をアレンジし、百瀬屋の商売の流儀まで変えようとする。

 お糸が激怒し職人を解雇してしまうが、仕返しに読売屋へネタを売る。
 百瀬屋が藍千堂の菓子を盗んだ! 

 巷では「先代清右衛門を挟んで、百瀬屋対藍千堂の喧嘩が始まった」と噂になり勝手に食べ比べをする者が現れたり、一騎打ちの見立て番付が出るなど大騒ぎに。
 百瀬屋と藍千堂が知恵を集めて思いついた解説策とは、果たして?

 

 

 

シリーズ6作目。

ちょっと苦みの入ったホッコリ話です^^

 

色んなハードルを越え、もうそろそろ幸次郎とお糸の進展も見込めるかな?!

 

肩の凝らない隙間読書にピッタリのシリーズです。

 

気に成った方、1作目から(^_-)-☆