10月に発生した台風21号の影響による男里川橋梁の線路故障。
運転は再開したものの、現在も樽井~尾崎については単線運転が続いており、泉佐野~和歌山市においては概ね30分ごとの普通車をメインとした臨時ダイヤでの運転が続けられています。

しかしここに来て、新たな進展が見られました。

いきなり昨日発表がありまして、本日11月11日から電車が増発されるようでありますびっくり

概ね15分に1本の運転となり、データイムだけで見れば、運休前の水準にまで戻りつつあります。
※特急サザンについては引き続き運休。

朝夕ラッシュ時においても一部急行や区間急行の運転も再開され、輸送力も大幅に改善されるように思われますが、元のダイヤに戻る訳ではなく、朝夕ラッシュ時においては15分に1本ではとうてい捌ききれるものではないため、JRによる振替輸送は継続して行われるようであります。
但し、箱作➡泉佐野で運行されていた代行バスについては運転を終了するとのことです。
 
南海電鉄のホームページでは11月中の上下線での運転再開に向けて工事を進めているとあり、もう間もなくのところまで来ているようであります。

それにしても11月中に上下線が運転再開をするかも知れないにも関わらず、ちょっとの期間だけであっても輸送改善をするため増発ダイヤを組むとは!

しかし、南海線が運転再開に向けて着実に工事が進められている一方で、高野線上古沢駅で発生した線路故障は、ここに来て大きな問題に直面しています。

付近において地滑りが発生したようで、復旧に目処が立たない状況となっているようです。
現在も高野線は高野下~極楽橋、ケーブルカーについては運休が続いており、橋本~高野山についてはバス代行輸送となっていますが、通常時でも所要時間が1時間半、行楽シーズンとなれば2~3時間を見込まれているようで、それらがいつまで続くのか、わからない状況であるとのことです。

地滑り地帯を復旧させるのは、どう言った方法があるのか、素人の私にはわかりませんが、1日も早くの運転再開を願ってやみません。