。。。つづき
音が聴こえる地
その"音"とは
川のせせらぎが聴こえる谷から
私たちがいる方へと
草むらをかき分けるように
大蛇が向かってくる音でした
こんなにも大きな音
そして
こんなにも頻繁に聴こえてくる
ということは。。。
姿が観えるに違いない!
そのように観じた私は
音のする方を何度も何度も振り返りながら
徐々に急になっていく農道の坂を
上へ上へと登って行きました
けれど
ある地点に達した時
"もうこれ以上は登らなくていい"
そう観じました
先を歩いていた精霊さんも
道が無くなっていると言い
戻って来られました
「 あの地点に戻ろう! 」
そう閃いた私は
ここへ
観じたままに
小川に水晶をお返しいたしました
"龍が宿る水晶を"
私が観じていた"音"は
大きな音で
しかも頻繁に聴こえていた
それがなぜだったのか
この後分かることとなります
つづく。。。
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