この記事には
耳鼻咽喉科の担当医から説明を受けて来た
『鼓室形成術』と『鼓膜形成術』について
私が忘れてしまわないように記録させていただきます<(_ _)>
この図の左側が耳介
右側が上咽頭
母の場合
慢性中耳炎 になり
鼓膜に穴が空いているため
常時炎症による耳だれの症状があります
聴力検査の結果では
以前も書いたように
聴力障がい者にはギリギリ認められない程度の障がいとなっています
母の場合
症状が重いのですが
アブミ骨は両耳とも
とても小さく骨ですが残っていることが分かりました
この残されているアブミ骨に
キヌタ骨とツチ骨を再形成する手術となります
詳しいことは
耳の後ろ側から切り
鼓膜を捲り上げて顕微鏡で見てみなければ分からないそうです
側頭葉の辺りから自分の皮下結合組織を採取し
鼓膜として形成します
鼓膜をつけるために
フィブリン糊を使用します
このフィブリン糊について
私は何も知りませんでした
まさか血液製剤であることなんて…
使用するのは他人様の血液2・3滴で
体内にではなく耳の鼓膜を形成するために使用するだけですが…
C型肝炎やB型肝炎
エイズなどに全く感染しないという保証はないわけです
そのため
『輸血用血液製剤及び、その他の特定生物由来製品に関する説明書および同意書』に
サインをすることになりました
考えられるリスクとしては…
キヌタ骨とツチ骨が溶けて無くなってしまってしまっている可能性があること
骨があるはずの場所に
膿が溜まっている可能性があること
顔面神経と味覚の神経にどうしても触れなくてはならない手術であること
味覚障がいが残る人の割合としては3割
そして一時的な障がいとして治る人は3割の中の半数の人
もう半数の人は一生味覚障がいと付き合っていくそうです
味が分からないというよりも
舌がずっと痺れているような感覚が残ってしまうそうです
急な予定変更となったのは…
当初予定していた左耳の手術ではなく
右耳の手術をすることになったこと…
左耳は…
先生が想像していたよりももっと…
本来耳の中の壁である部分が
削られてしまっていて大きな穴となってしまっていました
この状態では…
耳の後ろ側から切って顕微鏡で見ながらの手術は
まず不可能だろうということでした
やるとするなら…
耳の中から切って見てみるしかなく
更に…
開けてみても聴力が回復することに繋がる手術が
出来るかどうか分からないということでした…
私に出来ることは精一杯頑張ります
あとは
医長先生を信じてお任せするしかありません
「お母さん、一緒に頑張ろうね!」