おばさんの性(さが)っていうんでしょうかねぇ、おじさんに惹かれます。

いや、さがって言ってっても、そっちの方は興味ないんですよ。

今まで生きてきた背景が見え隠れするのが、いとおかし、、なのでしょう。

 

 はーい、いつものようなイントロで始まりました。

今回は、怪しいのです。

いや、お店はぜ〜〜〜〜〜〜んぜん怪しくないのです。

こちら前回に行った時のお写真。

キレイで美味しそうなケーキがいっぱい!

ハワイじゃ珍しいこの豪華なお顔たち。

美しい。

 

 選ぶのに迷うくらい。

ガラスケースはもっと長くてみんな美味しそうで、その前をほんのたまぁ〜に活動的になる動物園のおばさんトラのように行ったり来たり。

決めかねるぅ〜。

で、お店ではこれ↓をいただきました。

タロイモのムースです。

ちょっと硬めで、地味な見た目ですが味、感触ともに個人的におばさん好み。

タロイモの味がきちんとして、お砂糖が勝ってない。

おいしくいただきました。

 

 家には、これ↓を持って帰りました。

これは、見てお分かりのようにフルーツタルトとブルーベリータルト。

息子が来るので、二人で半分づつ。

後でいただきましたが、甘さ控えめで、果物の味、クリームの味、タルト生地の味がそれぞれの食感とともに穏やかに主張し幸福(口福)をもたらします。

 

 食リポ、要らん。

うんめぇんだよ、つまり。

 

 日本人って、甘いものに対する褒め言葉として「あんまり甘くない」とか「甘さ控えめ」とか使うじゃないですか。なのに、砂糖を使っていない食材に関して「甘いですねぇ」とほめたりする。お刺身や、かにの身、お肉の脂身に対してだって、食リポする人たちは「甘い」と褒める。

日本人よ、甘いのが好きなのか、好きじゃないのか?

 

 そんで、ですよ。

今回もおばさん的に、美味しいお菓子を頂こうと同じお店に行きました。

そしたらね、椅子がぜーんぶ、ひっくり返ってるんです。

わかります?

テーブルの上に逆さまに乗っかっていて、「店終いっすよ!片付けちゃってるし、またやるの嫌っすから」の無言の圧が感じられて、「う、う、う、遅かったか、、、」と、ヒザからガックシの用意もできていたのに、閉まってると思いきや、目に入るOPENの文字が。お菓子だけでも、買って帰れたらラッキー!

 

 お店に入ってみると、今まで見たことのない謎のアジアン・オヤジが。

オヤジの頭、ここ最近髪の毛とは疎遠の仲、その埋め合わせなのか、アゴから出てる髭の長さは?(←こらっ!

アゴ髭にしたって、長い。

測らせてもらったわけじゃないから、正確なことは言えないが、20cmはあったんじゃないだろうか?はて、20cmとは長いのか?

オヤジのヒゲ、長く見えるのには訳がある。

細っこいの。

アゴの先の3〜4cm幅から、細〜く20cm伸びてたら、、、ね、そう思うでしょ。

3.5cmの’幅と先の細い二等辺三角形なんだから。

 

 服装は、パッと見、黒の作務衣っぽい感じ。

ただ前は合せになってなくて、カンフーの師匠が着てそうな、、、それとも、色こそだけど、お医者さんが手術する時に着てそうな、、、わかってもらえるでしょうかね?

そんな感じなのですよ。

まあ、もうちょっと手が込んでた感じではありましたが。

 

 で「今日は、もうお終いですか?」って聞いたら「働いてくれる人がいないから、ケーキだけなら」「じゃ、飲み物はダメですね」「いや、飲み物もできるよ」って、よく見ると1つのテーブルにだけ椅子が普通に置いてあった。ただ、テーブルの上には前の人のお皿が片付けられてなかったけど。

え、じゃ、何がダメなんじゃ、オヤジィ??

って、ここカフェやケーキなどのお菓子を出しているだけじゃなく、ランチやディナーを出すレストランでもあるんだって。

でね、今日はオヤジ一人になっちゃったから、料理は出せないと言いたかったらしい。

 

 最近ねぇ、ハワイでは(日本もそうでしょうけど)飲食で働く人を確保するのが困難。

日本人こそコロナ禍前の数に戻っていないけど、メインランドやその他の環太平洋諸国からは続々お客さんが来ているのですよ。だからね、人手不足でどこも飲食は大変。

オヤジの店も例外じゃないようだ。

前に2回ほど来てた時は、おねーちゃんが何人かいたんだがねぇ。

 

 おじさん、ニューヨークに12年くらい住んでて、それでハワイに引っ越してきたらしい。

バックグラウンドは、フレンチだと!??

民族的には中華系ではあるけど、出身はラオスなんだって。

で、フレンチとアジアンのフュージョンをここで出してるらしい。

メニューがなかったし、私が行った時間がずれていたのか、お食事系を食べてる人がいなかったから、全然知らなかった。

 

 オヤジ、やるじゃないか。

だがしかし、やるかどうかは、ホントは食べてからが勝負ですわよ。

この日は、ボッチでできないってことで、許してやる。(←何様か?)

でもな、待ってろオヤジ、次回は逃さんぞ!

 

 お菓子は美味しかったけど、料理もうまいか、見せてもらおうじゃないの。