定額給付金にばかりにメディアの関心が向いているが、景気対策の全貌は、総額75兆円におよぶ。昨年の10月26日に成立した第一次補正予算では、安心実現のための緊急総合対策で11.5兆円。近く成立する第二次補正予算では、生活対策のために27兆円。そして、これから審議される21年度予算には、税制改正分も含め生活防衛のための37兆円の緊急対策が盛り込まれている。しめて総額75兆円である。この全体をみずして、2兆円の定額給付金のみを、あれこれあげつらうのは、いささかバランスを欠くのではないか。


 中身は、生活者支援、雇用対策、中小企業支援、地域活性化と言った4つの側面から成り立っているが、これらはいずれも過去に類例をみない大きな手立てだと言えよう。


 今までも指摘してきたように、きめ細かな対応だとはいえ、すべての国民をカバーするわけにはいかない。このため、定額給付金がピンポイントで国民一人ひとりを狙い定めて支援しようというものだ。税の還付の意味合いを持つこの構想を改めてしっかりと訴えていきたい。


 週末の土曜日は、県代表者会議。午前と午後二回に分けて。夕刻、姫路で、地元有力者と姫路の課題について種々懇談。翌日25日には、相生市へ。保育園ゆりかごの新築移転の竣工を祝う会に出席。夜は兵庫県の党勢拡大に向けての戦略会議。終わって上京。