赤黒パジャマの(アニメw)ブログ

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アニメとネコをこよなく愛する♥人が書くブログです!
黒バスの赤司くん、花宮さん…愛しています…(^ω^三^ω^)
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お別れはお手紙で

黒バス【腐】 黒子テツナ 女体化 赤黒 死ネタ




「征くんが、死ん、だ……?」

ボクの愛する征くんが死んだ。
緑間くん…いや、緑間先生に聞かされた。
彼の誕生日でもある12月20日の、少し辺りが薄暗くなっている時間帯だった。
そして、今目の前にいるのは、愛する、ボクの恋人。なんで?神様はボクの大切な人を奪っていくのですか?

「赤司は前から精神が弱っていて、心臓の……」

聞きたくない。

「ねえ、征くん。起きてよ。今日一緒に出かけるって言っていたじゃないですか。スカート、一緒に選んでくれるって…。さっき、救急車の中で大丈夫って言ってた。平気って言ってた。ねえ、起きてください。征くん、征くん!」

「赤司は心配していた。お前は一途で…ボクがいなくなったらどうなってしまうのだろう。といつも言っていたのだよ。そしたら、真太郎、支えてやってくれ…と。お前が本当に赤司が言った通りになってどうするのだよ!!」

征くんが、そんなことを……?でも……。

「赤司が、これを…。」

そうして差し出されたのは、1枚の手紙。便箋の裏には綺麗で、見覚えのある字で、赤司征十郎とかいてあった。
でも、今は、見れないよ…。

「ありがとう…ございます…。取り乱してスミマセン。征くんのお母様に連絡してきます…。」

「おいテツ…」

ボクはどうすれば?

それからお葬式の日がやって来た。赤司家の親戚は沢山いて、挨拶が大変でした。
ボクはもらった手紙は開けませんでした。

「それでは、最後のお別れとなります。皆さまお顔をしっかり焼き付けて下さい。ーーーーー」

ボクは、そっと征くんくんの顔に手をおいた。
冷たい…。寝ているように見える征くんはもう死んでいるという感じがしなかった。
起きてよ。起きる時間ですよ?

「朝ごはん…。冷めちゃいますよ…?」

ポツリとこぼしていた言葉と一緒に、ボクの目からは涙がこぼれ出てきました。
征くん…征くん…征くん…。
そしてボクは冷たくなった征くんに唇に、そっとキスをした。

「さようなら。征くん…。」

そして彼は、骨になってボクの元へ帰ってきた。

………

彼がいなくなって3日がたった。
1人でいても思い出し、皆といても思い出す…。征くん…。
気分を紛らわそうとボクは、2人で行った、あの場所、最後に行った、公園にむかった。

…この公園は、高いところにあり、見晴らしがいい所。征くんと来たときは丁度雪が降っていて、傘を半分にして入ったり、雪を投げ合いっこをしたり、ボクが滑ってしまっても、征くんが受け止めてくれた。でも、いないね……。

フワッと風が吹くと肌寒く、ボクはダッフルコートのポケットに手を入れた。
…すると、あの手紙が入っていた。
でも、ボクは見るのを少しためらった。でも、最後に残してくれたものだから見よう。
なにか座るベンチはないか、キョロキョロ探すと、2人で相合い傘を書いたベンチがあったので、右の端に座った。

『ボクは、征くんの金色の瞳、好きですよ。』

『いきなりだな…。ボクだってテツナのあめ玉見たいな瞳、好きだよ。』

『え~?ボクの目だけですか?』

『…ぜーんぶまとめて、テツナが好きだよ。』

『ボクも、征くんのぜーんぶ大好きです!』







テツナへ 

突然だけど手紙を書くよ。

ボクはもう、永くは生きられないんだって。

だから、この手紙を読んでいるときはボクはもういないんじゃないのかな?

真太郎に託したから。ボクが死んだら渡してくれ。

おっと?悲しまないでくれ?テツナよりも早く死んだだけだ。

少し長くなるけど付き合ってくれるか?…でも、テツナなら読んでくるか。

初めて会っときは、影が薄い。そう思っていた。

でもな、大輝としゃべっているとき、一度だけでいいから話したくなった。

ボクもなぜたか分からない。

でも、恋に…落ちたのかも。あの時から君が好きなったんだ。長いと思う。うん。

それからテツナは、ミスディレクションでボクと虹村先輩とコー…監督をあっと言わせて、
見事1軍に入った。

だんだん練習にも慣れてきて試合に出たが、鼻血事件だな…。

もう、死ぬまで言われるだろうな。あれはボクもビックリしたよ。

女なんだから、傷をつけるな!

…テツナが飽きたら困るから、帝光の話は止めよう。

高校では、新しい光が出来たな。

…実は青峰でも嫌だったのに、見知らぬ男が光になったとき…心臓が止まるかと思った。

まぁ、火神大我はテツナじゃなくて氷室さんの方だったから良かったけれども…あれはすまなかった。

今では恥ずかしい思い出だ…。忘れてくれ。

wcのときの決勝戦、本当にあんなことしなければ良かった。

いや、帝光の頃から、お前にオレたちは謝りたかったんだ。

あの時オレは黒子のことが好きだった。その気持ちを伝えたかった。

でも…伝えたらいなくなってしまうと思うと怖くなってしまった。

あの時黒子を壊したかった。黒子はオレから見たら影ではなく光だ。

あの頃から、今までずっと。テツナ、いままでありがとう。



赤司征十郎




光に光と言われると、困りますね。だってボクは影だから。
もう、最後は涙のせいでぐちゃぐちゃになってしまうくらい、ボクは泣いた。
多分、1番泣いた。征くん…征くん…征くん……。
便箋の中には、もう1枚手紙が入っていた。


テツナはボクと過ごした日々は楽しかったかい?
ボクは、とても楽しかったよ。もう…テツナは1人ではない。
ボクはいなくても支えてくれる仲間がいるだろう。
誠凛、秀徳、海常、陽泉、洛山…そして今まで戦った学校。
大丈夫、心配することなんてない。だから、泣いてくれ。思う存分。
…そして、笑ってくれ。ボクは、泣き虫は嫌いだよ?
怒っているテツナも悲しんでいるテツナも全部好きだ。だけど、笑っているテツナが1番大好きだよ。
これからも。
オレは、ボクは、今でもテツナを愛している。
ずっとずっと。
ありがとう。テツナ。

………

…分かったよ。征くん。
でも、今は思いっきり泣かせて。
止めたくても、止まらない。あの日、たくさん泣いたのに。
周りの子供がビックリして近づいてきても、涙は止まる気配がしなかった。

………

辺りが静かになってきたのと同時に、ボクの涙が止まった。
空は赤かった。真っ赤で、征くんの色だった。。
ボクは息をすぅっと冷たい空気を吸い、

「征くん!ボク、負けません!自分に…。」

いままでで、1番大きな声で空へ叫んだ。

君と過ごした時間は、ボクの大切な宝物です。
初めて会って…いままで過ごしたあの時間にはもう戻れないけれど、ずっと
ボクは君を愛しています。
いままでありがとうございました。…そして、これからも…ボクをよろしくお願いします。

赤かった空は、うっすらと暗くなって来た。
まるで、夕日が月とバトンタッチしたようだったのを、ボクは今でも覚えています。




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