2017年2月 香川県 丸亀市 本島の石鎚神社 | 旅する石鎚信仰者

旅する石鎚信仰者

やはり石鎚山は素晴らしい。


香川県丸亀市の沖に本島がある

この島は昔々瀬戸内海の島探検をしている時に訪問済だが後になってこの島に

石鎚山がある事が分った、なかなか来れる島でもなく後回しになっていたのだが

 今日、天の囁きに従って行ってみよう

本島は周囲16キロほどの島でいくつかの山があり島の東側に遠見山という小山

 がある、この山が本島の石鎚山である

山頂には石鎚神社の祠があるようだが感じからして既に忘れられている石鎚山

のようで現在どれだけの島民がこの石鎚神社の事を知っているのかも不明 

遠見山山頂には展望台があり遊歩道が整備されている、情報では山頂から北へ

 少し進んだ所と言う事だけであるが意外にも迷う事無く発見する事ができた。 

やはり予想通り今は誰も来ている様子も無く祠までの参道の踏み跡も薄く、周囲

 荒れて既に忘れられている様子である。

石鎚神社の入り口は南から北に向かっているが祠は東向きに建てられていた

祠の正面に元々道があった様子もなく、故意に東向に立てられている事からこの

石鎚山の東側にある笠島集落の信者さんにより作られた石鎚山と予想するも

これは僕の推測である、そして祠の扉の隙間から覗き込むと中には石鎚蔵王大

権現が見える。

石鎚3体権現さんの右側の権現さんであるが他の2体は分からなかった。

祠の側面には「昭和十七年」の文字が残っている、現在は神事が行われている

様子も無く祠の扉に枯れた榊が刺さっているだけである。

この石鎚神社、おそらくこの島に知っている人がまったく居ない訳でもなく、扉に

鍵がかかっている事から誰かに管理はされているのだろが祠の「石」の印が無け

ればここが石鎚神社である事は分からなかっただろう。

 

 

 

 

 

 

本島の石鎚神社はここにあ

12時10分丸亀港発の高速船で上陸


ここでレンタル自転車、1日500円
石鎚山まで歩いて行けないことも無いが
どうせなら島を一周してみよう


始めて来たのは2008年なので既に9年経っている
大きく変わった気配は無い
そしてこの看板には石鎚山の文字はどこにもない
 
ここが石鎚山 (遠見山) の登山口
ここは長徳寺のすぐ裏山で
お寺の横の道を登って行った所である


遠見山の標高は110m
既に結構登っているので山頂まではすぐのよう


自転車はここに置き徒歩で登ってみる


マップを見ても遠見山とあるだけ
登山道はそのまま笠島地区へ繋がっているよう


登山道途中にある「おやみ堂」
巨石の下に祠があるだけ


ここからの景色はいい
ちょうど中央が本島港である

そしてすぐ上に「遠見山・てんぐの足あと」がある


どうもこれのようである


すぐにある亀みたいな石


登山口から10分ほどで遠見山山頂
 
ここは本島の東端に位置していて
瀬戸大橋が綺麗に見渡せる位置である

石鎚山の調査である
山頂の東屋から北に向かって遊歩道の続きがある


50mほど進むと遊歩道は右に折り返している
正面は北に向かって支尾根が続いている
ここが石鎚神社への入口である


うっすらと踏み跡が残っている


だんだん薮ってくるが掻き分けて進むと


正面に大型の祠

石鎚神社
台座だけで2mほどある立派な祠である

東向きに建っている訳であるが
正面に本来の参道があった気配もなく
普通なら歩いてきた南方向が本当だと思う
この石鎚神社は故意に東向きに置かれていて
僕が察するにはこの石鎚神社は
正面真下にある笠島地区の石鎚神社で
ある可能性は捨てきれない

祠の造りはすばらしい


この石の印が石鎚神社と確信つける

そして左側には
「昭和十七年四月十二日 発起人 小﨑和平太」とある

祠の後には「組講」とあり
15名の氏名が記されてあった


祠は鍵がされているが隙間から覗いてみると
石鎚蔵王大権現
この権現さんは全高30cmほどの権現さんで
石鎚3体権現の右側の権現さんである
右側の権現さんが真ん中なので
1体だけだと思うが両端が見えないので分らない


正面に展望は無く参道があった様子も無い
鎖があってもよさそうだが何も無かった
ここで響き渡る大祓詞は何年ぶりだろうか
すべての祝詞を唱えてここを後にした


笠島地区の入口から石鎚山
正面中央が石鎚神社の位置でこちら向きである
こうやって見るとこの町の石鎚山である可能性が高い

17時10分のフェリーで四国へ
 右側の小さい峰が石鎚山(遠見山)である
まぁまた来るだろう(^_^)。
 


 
 
 
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