衆院選争点②　政権与党自民党には外交・防衛の政策が両方あるが、野党には外交だけ・・・

(作成：赤池事務所)

「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条に、「日々勉強！結果に責任！」をモットーとする参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。

昨年来のコロナ禍について、ワクチン接種の2回接種が全人口の3分の2以上と世界最高水準となり、感染者数や重症患者数(208人前日比-9人10/22)が減少し続けています。海外では「驚くべき成功例」(英国ガーディアン紙)と評価されています。その理由は、ワクチン接種とマスク着用、季節要因、医療体制充実にあると言われています。今冬の「第六波」に備え、ワクチンパスポート等の実証実験が始まり、引き続き社会経済活動と感染症対策の両立をお願いしたいと思います。

◎北のミサイル発射　中露は艦艇10隻が津軽や大隅海峡初通過

　わが国を取り巻く安全保障環境は、益々厳しさを増しています。

(出所：防衛省)

　10月19日(火)、衆議院議員総選挙公示日当日、岸田総裁が福島で第一声を行っている最中に、北朝鮮は弾道ミサイル2発を日本海に向けて発射しました。拉致、核問題を同時に抱えるわが国への挑発そのものです。

(出所：防衛省)

　その前日18日(月)には、日本海から津軽海峡を中露の軍艦10隻が初通過しました。そして、21日(木)には太平洋の伊豆諸島を経由して、22日(金)には鹿児島県大隅半島と種子島の間の大隅海峡を初通過しました。

中共の極超音速滑空兵器　(出所；「防衛白書」令和元年版)

　中露は軍拡を続けており、核兵器の維持とともに、極超音速滑空兵器という新兵器を開発中であり、ミサイル防衛が機能しなくなりつつあります。

◎衆議院総選挙の公約

　わが自民党の外交防衛政策の公約は以下です。

　「毅然とした日本外交を展開する」と題して、「自由、民主主義、人権、法の支配等の普遍的な価値を守り抜き、国際秩序の安定・強化に貢献するため、「自由で開かれたインド太平洋」の一層の推進等に向け、日米同盟を基軸に、豪、印、ＡＳＥＡＮ、欧州、台湾など普遍的価値を共有するパートナーとの連携を強化します。台湾のＴＰＰ加盟申請を歓迎し、ＷＨＯ総会へのオブザーバー参加を応援します。」と外交力の強化を、安倍政権から今までも実施してきましたが、さらに強化していこうとしています。

そして、「国防力を強化する」と題して、「中国の急激な軍拡や力を背景とした一方的な現状変更など、激変する安全保障環境に対応するため、わが国自身の防衛力を抜本的に強化します。」とともに、「弾道ミサイル等への対処能力を進化させるとともに、相手領域内で弾道ミサイル等を阻止する能力の保有を含めて、抑止力を向上させるための新たな取組みを進めます。」としています。いわゆる防衛費を2％まで拡大し、敵基地攻撃能力を検討するということです。

　令和3年政権公約 (nifcloud.com)

　一方、最大野党の立憲民主党の外交防衛政策の公約は「平和を守るための現実的外交」と題して、「健全な日米同盟を基軸としながら、豪州やインドなどアジア太平洋地域、とりわけ近隣諸国との多国間協力を推進するとともに、各国との連携を強化した現実的な外交・安全保障政策を進めます。」としています。

　Policy6 平和を守るための現実的外交 | 政権政策2021 | 立憲民主党 (cdp-japan.jp)

　与野党の公約を比較してみれば一目瞭然ですが、長年政権を担ってきたわが自民党には、外交も防衛政策もありますが、共産党と閣外協力する最大野党立憲民主党には、外交がかろうじてあっても、防衛政策がありません。ないどころか、公約には書かれていませんが、共産党との閣外協力にあたって、市民団体を介して、憲法上疑義があるとして、集団的自衛権行使を可能とした平和安全法制を廃止するとしているのです。これでは、日米同盟が形骸化して、わが国の外交や防衛政策が成り立たなくなってしまいます。

　最大野党立民が共産と初の閣外協力合意　 | 赤池誠章ブログ

　よくよく私たちの暮らしと経済の大前提である外交と防衛政策、国家国民の基盤の平和と安全が、与野党でこれだけ違うということをよくよく認識して、投票してほしいと思います。

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◎期日前投票を

　　期日前投票も始まりました。送られてきた投票入場券を持参して市町村役場や指定の投票所で、期日前投票をお願い致します。また、投票入場券がなくても、身分証明書があれば投票することができます。ぜひ多くの方に投票してほしいと思います。

総務省｜期日前投票制度の概要・メリット (soumu.go.jp)

◎自民党政権8年間の経済の成果とは

　今回の岸田政権下での衆院選の論戦に当たり、改めて自民党政権8年間の経済面での成果を、識者から資料提供を受け、以下掲載します。

政権交代前(H24)→令和元(2019)年末→現在（コロナ下）

・名目GDP：497→556→544兆円

・完全失業率：4.3→2.2→2.8％

・有効求人倍率：0.83→1.55→1.14倍