胸の奥深くに
ポツンと一つある
がらくた箱

蓋を開けると
積み上がった
灰色の塊

くだらない悩み
曖昧な感情
揺れる気持ち
不安定な心
ぶれてばかりの決意
迷いだらけの心模様

全てが中途半端で
片付けられない

だけどいつの日か
色褪せた香りのしない
花びらみたいに
静かに舞って
風になる

わかってはいるけど
待てないよ

この散らばった箱を
だれか整えて
そしたらきっと決まるんだ
進むべき方向と
向かうべき終着点が

この四角いがらくた箱が
何処かに収まったら
私はきれいな
まるになる