夏の記憶4 | 豆腐屋の柔らかブログ

夏の記憶4

「そろそろ、僕帰るね。」
その子が言った。
本当に一人で大丈夫なのかと聞いてみた。
「うん!お兄ちゃんありがとう!また、遊んでね~!」
そう言いながら、定食屋を出ていきました。
「元気な子供だな~」と半ば呆れた俺。
「あの子…どこかで見たような…」
向かいに座っていた女性が、考えながらそう言った。
「知り合いの子なのかな?」
「…いや、昔なのか夢の事なのかよく解らないですが、すごく近くに居たような…あ~思い出せない!!」
女性は思い出せなくて、イライラしてました。
…自分もどこかで逢っているを告げようとした時、女性は意識を失って倒れてしまった。
「大丈夫ですか!」「誰か救急車を!」何事が起きたのか理解するまで、かなり時間がかかりました。