これからの働き方 | 高瀬比左子 diary

高瀬比左子 diary

未来をつくるkaigoカフェ代表、高瀬比左子の介護に関わる人としての思いや日々の徒然なることを書いていきたいと思います。

先日、kaigoカフェファシリテーター講座も受けてくれた土橋さんと意見交換。

土橋さんは、日本の介護施設で勤務し、イギリスでの特養のケアワーカーの経験を1年した後、東京に戻り、カフェにも参加してくれていました。

イギリスでの特養に当たる施設では、ゆったり時間が流れていて、一人一人としっかりと向き合うことができていた、とのこと。日本の介護施設はとにかく忙しく、目の前の業務に追われてしまう。パートさんがいる日中の時間帯以外、夜間や夜にかけての人材不足による常勤者の負担が大きい、などの話がありました。

確かに、子育て中の方や短時間勤務を希望される方は日中の午前や午後のお子さんが保育園や学校に行っている時間帯には働けますが、それ以外の時間帯はどんな人材なら働けるのか?夜間帯の時間の人材をどう見つけていくのか?という点はどこの事業所でも課題になっているのではないでしょうか?またどうせ働くなら、楽してお金を稼ぎたい、という層がいることは確かです。そのような方はまず介護と名のつく形態の施設や事業所で働くことを選ばないでしょう。(一般的に介護はきつい、きたない、きけんのようなイメージがあるからです)就業したい、と思われるような働き方や発信の仕方も見直していく必要があるかもしれません。

 

どうしたらイギリスのようなゆったりとしたケアができるようになるのか?制度や仕組みの問題ももちろんありますが、これからますます厳しくなると予想される人材の問題について、これからも考えていきたいと思っています。