『もったいない』『お行儀が悪い』
子どもの頃、叱られる時に
こんな言葉がよく登場していたように
思います。

 2005年、MOTTAINAI という言葉が
日本の素晴らしい言葉として
世界で注目されましたね。

『もったいない』が体に染み付いている
アラフィフおかんRATAですが、
時々それが間違った連鎖を引き起こす
ことがあります。

たとえば、梅シロップを作った後の梅が、
発酵気味でまずくなっているのに
蜂蜜や砂糖を足して甘露煮にして
なんとか食べられるようにしようとしたり。

…これって、手を加えても美味しく
ならなくて結局食べないんですよね。

 潔く梅さんごめんなさいしてれば
蜂蜜や砂糖、もっと言えば
冷蔵庫内のスペースを
無駄にすることもなかったわけです。

 もったいない連鎖に陥らないためには
失敗を失敗と認めて、最小限のもったいないで
とどめる必要があると思います。
 
 さて、昨日夫が、投げ売りされていた
色んなお菓子を買ってきたのですが、
たとえばこれ。

チロルチョコレートです。

よく見て、これ。

カレーパン味って。なんで?

 結論から言うと不味かったんです。
不味いと思って食べて太るなんて
逆にもったいないので、
私はカレーパン味を食べずに
捨てるべきだと思いました。
夫にそう伝えると俺が食う、と。
まあ、捨てずに済んだのはよかったんですが、
無理に食べなくてもいいのにね。

てか、そもそも安いからと買うのを
やめる方がいいですよね。

 またある日にこんなことがありました。

義母が、「お友だちがピザを焼いて
持ってきてくれたけど、私は食べへんから
あんたら食べてくれへん?」
と言って、ピザトーストらしきものを
持ってきてくれました。

 もちろん、とてもありがたいと思うべき
なのですが…

 きっと義母のお友だちは、
美味しくて栄養のあるものを
食べさせようと思って、
わざわざ持って来られたのだと
思います。

 けど…
大変申し訳なかったのですが、
ちょっと私たちもよう食べんなぁ、
でして。
バナナの輪切りとキャベツのような
葉野菜と、その他色々なものが
こんもり食パンの真ん中に分厚く
乗っていて、上にスライスチーズ。

 ちょっと申し訳ないけど、
いただく勇気が出なかったので。

 家族みんなが食べたくないのを
確認してから、さようならしました。

 せっかくの手作りですが、
受け取り主の義母が要らないという
時点で、不要な物だったということです。

 昔の私なら、なんとか手を加えてでも
いただこうとしていたと思います。
けど、そのための労力と材料が
もったいない。
そして、それでもし口に合わなかったら。

 食べたくないものでカロリーを
摂るのは自分の健康を害するから
それはもったいないことだと思うのです。

 人のご厚意は、ありがたく
受けとるべきですが、
そこはお気持ちだけをいただいて
できることならモノはお断りできると
いいのですが。
なかなか難しいものですね。

 もったいない連鎖に陥らないため
まずは不要なものを手に入れないことが
大切だなぁ、と思います。