それじゃ前回の続きを。

(なんかタイトルだけ見ると、水町君が異常者みたいだな)

何ということを!

(タイトルが悪い)

だってどう考えても異常だよ、あれは。

 

今年の春高で事実上の決勝戦とも言えた東山対松本国際の準決勝戦前、アナウンサーが両チームのエースのそれまでの活躍ぶりを「柳田がここまで60得点、高橋は58得点をあげています」と紹介したのを聞いて正直驚愕してしまった。
「たったそれだけ...?」と。

 

だがよく考えてみれば、これは全然少ない数字ではない。

特にたーちゃんの方は2回戦からの登場だったから、準決勝まで3試合。

つまり1試合平均20得点はしている勘定になる。

代表の国際試合を見ているとわかると思うが、5セットマッチの試合でも、エース級アタッカーの得点数は20点未満ということが多い。

たーちゃんの場合、準々決勝まではすべて3セットマッチだったから、1試合20得点というのはかなり大きな数字だ。

松本国際は準々決勝で1セット落としているからこの失セット時の得点数を20点とすると準々決勝までの総得点数は170点で、たーちゃんはその1/3以上を叩き出していることになる。

 

他方、高橋の方もそんなに少ないというわけではない。

東山は1セットも失っていないので、準々決勝まで4試合の総得点数は200点。

その内58得点なら1/4以上を決めてきたことになる。

とはいえ超高校級エースとしては、1試合平均15得点未満というのは多くはないかもしれない。

ただこれは、誰でもどこからでも超高校級の攻撃を仕掛けることができる東山バレーが機能していたから。

いいよなぁ、こういうチームだと。

まぁ準決勝以降はもっと得点してたけど。

 

それでも、だ。

 

高橋はともかくたーちゃんまで一瞬とはいえその得点数に「たったそれだけ?」と思ってしまったのは、もちろん、水町の異常な得点数が頭にあったからである。

正確な数字は知らないが、2試合戦った3日目は1日で70得点以上!

突出していた3大エースの残り2人と比べた場合、この数字がどれだけ異常か、戦慄するほどだ。

こんな使われ方をして壊れない選手がいるのだろうか?

 

しかもこれは単に打数が多いということではない。

現代バレーはデータバレーでもある。

元々鎮西がエース頼みのワンマンチームということも知れ渡っている。

相手にとってこれほどやり易い状況も珍しい。

ブロックはひたすら水町をマークしていればいいことになる。

つまり常に2枚、3枚のブロックがついている状態で、尚且つこの異常な数字を残したことになるのだ。

しかもどのチームもサーブで水町を狙ってくるのはやはり夏と同じ。

 

これだけ極端な状況とそれにも拘らず残した極端な数字。

それがどれほどの疲弊をもたらしたのかを想像すると蒼ざめてくる。

 

以前、今の水町のプレーにはのびのび感がないと書いてしまったが。

こんな状態でのびのびもクソもないだろう。

常にブロックが張り付いてる状態で、それをかわすかぶち抜くか、またはブロックアウト誘うかしないとならない。

ストレスたまってしょうがないだろう、こういう試合ばかりしていたら。

「いい加減にしてくれー!」とか思わなかったのだろうか?

 

また、1回戦で高橋は1度もシャットアウト食らうことなかったのに、とも書いてしまったが。

この時水町に対して非常に辛口になったのは、いずれは代表メンバーとして国際試合で戦っていく逸材が、国内の高校生からシャットアウト食らってて大丈夫なのか?という浅い考えによる。

あまりに浅いよ!

(自分に言え)

言ってます。ごめん!

(自分に謝るな)

水町君に謝ってるんだってばー。

東山みたいな、相手にしてみればブロックを絞りにくくてしょうがないチームで打つのと、常にブロックに張り付かれた状態で打つのとでは、条件が全く異なる。

 

類まれなテクニックと身体能力、センス、そして強靭な精神力がなければ、それに耐えて結果を残すことは到底できなかっただろう。

正直、こんな立場に2年もいられる選手が他にいるのかとすら思う。

まず精神的に耐え難いだろう。

肉体的にも壊れてしまう。

将来性まで潰されてしまう。

それがまた精神を追い詰める。

 

その上伝統の背番号まで背負わされていたという異常事態。

1人であまりにも背負わされて、しかも思うような結果を残せない苦悩。

1年時に優勝してしまっただけに、その重圧は余計に重くなってしまっただろう。

大人でも相当な負担に感じるだろうに、まだ高校生。

 

もうこんなやり方はやめてもらいたい!

自死する選手が出てもおかしくないほどじゃないの。

あの監督には水町の強靭さに感謝してもらいたいとすら思ってしまう。

 

次の犠牲者は山崎なんだろうか?

(犠牲者?)

あ、でも日車もいるから次はダブルエースか。

それなら負担も分散される。

とはいうものの...

こんなやり方を続けていては、いずれ死者が出てもおかしくない。

 

そうなったら、今は「名監督」、「名伯楽」などともてはやしている連中はすぐにも手の平を返すよ。

2018年に自殺した有望選手の高校だって強豪だった筈で、その監督もまたそれまでは「名監督」と呼ばれていたのかもしれない。

でも今そう呼ぶ人がいるだろうか?

という以前にこれ以上選手を犠牲にするなー!

 

水町にしても膝は大丈夫なのか...?

どうしてもそれが頭から離れない。

毎回MAXのジャンプをしたわけではなかったのは、体力温存のためだと理解している。が...

大丈夫なのか?

あんな異常な酷使が続いた後で。

 

東山みたいなチームで水町がプレーしたらどうなってたんだろう?

高橋藍がスケール大きなプレーをしているように見えたのは、もちろん、本当にスケールでかいからではあるが、フリーで打てることも多い、自由自在な攻撃態勢のチームなら、のびのびできるだろうなぁとも思う。

 

まぁ水町の場合は早稲田に入ってからそれを期待しよう。

あ、でも2年からでいいからね。

この1年はゆるゆるとスローペースで行こう。

絶対後遺症が残らないようにして欲しい。

疲労だって蓄積されたものを一端すべて抜いてしまいませんと。

(あのー)

何かね?

水町君はセッター転向を考えてるとかいう話は...

ああ、それなんですが。

間違いだったみたいです。

この前春高のTwitterを覗いたら、本人が否定してるのが載ってました。

単に「スパイカー以外でやってみたいポジションは」と聞かれて「セッターです」とか答えただけらしいです。

ちょっとー!どこをどう解釈したらそれが「セッター転向」になるのよー?人騒がせな。

カバさんなんかあの異常酷使の後だけに、膝の心配も相まって、もう跳べないのでは...と、それはそれは悲しい思いまでしたのに。

 

だがまずは徹底的に膝を完治させること!

それが第一!

神様、今後のプレーに一切影響が残らないよう水町の膝を完治させて、それから身長をあと少しだけでも伸ばしてやって下さい。

いや神頼みなんてやってる場合じゃない。

肩と膝のケア、温泉療法を併用しつつ...

(しつつ?)

寝るのだ、水町ー!!!

(...)

それで余裕があったら左手を鍛えよう。

(...)