【自然栽培コラム】では、
過去に当店のメールマガジンにて配信させていただいたコラムのバックナンバーを掲載しております。
今回のテーマは、
「そもそも、自然栽培ってなに?」
(2019/02/22配信)
みなさん、こんにちは!
そして、はじめまして(^^)/
自然栽培の仲間たちスタッフの北島です!
私は去年(2018年)の年末からスタッフとして働きはじめた新人スタッフです。
私は元々アトピー持ちで、健康と食について興味はありましたが、
お店に入ったばかりの私の「自然栽培についての理解度」はというと…
・農薬や肥料を使っていなくて、健康に良い野菜らしい
・巷でよく聞く「オーガニック」とも違うみたい
・奇跡のリンゴの映画は聞いたことがある!
といった具合。
現在働きはじめて2か月目。
今も、長年お勤めの元農家の伊藤さんや元料理人の川代さん、優しいパートスタッフの皆様に、日々お野菜のことを教えていただいております!
メルマガ読者の皆様の中でも、
自然栽培については、とってもお詳しい方もいれば、まあまあ知っているかな!
という方もいれば、私と同じように
「健康によいって聞くけれど、実際はよく知らないかも」
「巷でよくオーガニックっていうのは聞くけど、それとはどう違うんだっけ?」
「私は良いと思って買ってるんだけど、家族にはうまく説明できないのよね…」
という思いを持ったままの方々もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで!
そんな皆さまのために、
自然栽培の良さを再確認して頂けるような、【自然栽培入門コラム】を発信させていただきます!
第1回目の今回は、ズバリ「そもそも自然栽培って何??」
なんとなくなら知ってるよ~という方も今一度!ご自身やご家族が食べているお野菜について、理解を深めてみませんか?
まず、一般的な野菜の栽培方法は大きく「慣行栽培」「有機栽培」「自然栽培」の3つに分類することができます。
(1)慣行栽培
農薬 :使用
肥料 :化学・有機肥料
普及率:97%以上
腐敗速度:やや早い
硝酸態窒素:やや多い
考え方:
大量生産と流通の都合に最適で、栽培しやすいことを優先に考えられた生産体制のこと。
→なるほど!大量のお野菜を多くの人に提供することに特化した方法だったのですね。
確かにスーパーに並んでいる野菜のほとんどが慣行栽培のお野菜…!
(2)有機栽培
農薬 :使用(無農薬もあり)
肥料 :有機肥料(主に堆肥)
普及率:1%未満(農水省ホームページより)
腐敗速度:早い
硝酸態窒素:多くなりやすい
考え方:
自然由来の資材(農薬・肥料)を使って高付加価値の作物を栽培する。
→意味としては、有機=オーガニック。「オーガニック」という言葉は最近よく聞かれるようになってきましたよね!
そんなオーガニックでも普及率はまだまだ小さい…!驚きです!
(3)自然栽培
農薬 :なし
肥料 :なし
普及率:0.1%未満
腐敗速度:遅い
硝酸態窒素:少ない
考え方:
農薬にも肥料にも頼らず、土を活かし、根を活かし、作物を活かして育てる栽培方法
→当店が扱う自然栽培のお野菜たち。その普及率はわずか0.1%未満!
正確な統計がないため、0.01%未満とも言われています。
いかに自然栽培が難しいものかがよくわかりますね…!
だから、スーパーにも並びませんし、
なかなか買えるお店が少ないのですね。
そういったことから、私たちは「生産者と消費者の架け橋となる」ことで、
自然栽培を普及させ、皆様が買いやすくなることを目指しています。
ただ、こうして違いを並べてみると、
あれ…?
腐敗速度に違いがある?
硝酸態窒素ってなに?
という疑問を持ちませんか?
実はそこに、自然栽培ならではの良さが潜んでいるのです!
次回は、【腐らず枯れる!?自然栽培ならではの魅力】をご紹介します!
どうぞお楽しみに~!!!