古代、深く神を信仰するインド人の悲劇とは。 | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

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神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし



上の梵字は私、隆健の筆による、サンスクリット語・般若心経からの一文字です。
この梵字が人気なのはわかります。わたしも笑いたくなります。
母音の基本文字です。「イ」と発音、読みます。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝

つぶやきを進めましょう。
さらに余談です。
インド人は大変一途な性格ともいえます。
〔個人的な見解ですが〕
アフラ・ヴァルナ『水神』は『誓約=約束の(決)意』を看視する神
アフラ・ミスラ『火神』は『契約=契約を果たす(決)意』を看視する神
これが『天の決まり・掟』の神ともなりました。
ここに悲劇が起こります。
アーリア人が施政した4つの階級があります。
バラモン (僧侶階級)
クシャトリア(武士階級)
ヴァイシュア(商人階級)
シュードラ(被征服民)
そして、古代インドでは、さらにその下の階級がありました。
ハリジャン(不可〇民)が番外として存在しました。
そして。この階級全体、そのものを『ヴァルナ』=【神】と言います。
つまりカースト制度はこの『ヴァルナ』=『天の決まり(神の掟)』の制度とされたのでした。
インド人の一途な正確・律儀な信仰心が逆に彼らの『足かせ』とされたのです。
逃れぬ宿命=【カースト制度】をインド人はバラモンによってインド人がもっとも崇拝する最高神『阿修羅』に結び付けられてしまったのでした。