祖母の足腰が弱ってきた。(実は、私が祖母に対して悪い感情を持った翌日から。今はもう、そういう気持ちはもっていないのに。)
座った状態から立ち上がるのもやっと。
白髪で、筋肉の衰えたお年寄りがやっと立つのを見ていたら、(リハビリ的な意味で自分で立てた方がいいと思ったので自力で立てそうなら手伝わなかった)昔、老衰で無くなった犬のことを思い出してしまった。
似ている。
あの子も晩年はこんな感じだったなあ。
しみじみ。
かわいがっていた犬だったので祖母に対しても優しい気持ちになったり。
私にとってはかわいがっていた愛犬でも、大正生まれの祖母にとっては犬なので、同一視したなんてことはもちろん黙っているけど……。
祖母も口が悪くなければ(遠回しな口の悪さだけど)、私だって悪い感情を持たないのに……。