初めましての方

ご訪問ありがとうございます


こちらは、長年平凡なフリをしてきた主婦が

突然恋に落ちてしまった人との

葛藤の日々を書き綴ったブログになります


かなり長くなってきましたが

よろしければこちらから読んでいただけますと

嬉しいです






気がつくと、2時間近くが経っていた



子供たちを家に残してきた私

長い時間家を空けていることに

気が気ではなかった



「もうこんな時間かぁ…

 ごめん

 オレばっかりで時間沢山使っちゃった…」



彼が少し気まずそうに言う



「ううん、いいの

 私はこうして

 あなたとキスして

 くっついていられれば

 それで満足だから…」






車は、さっき待ち合わせた

駐車場まで戻ってきた



駐車場内に一本だけ立つ

街灯の明かりのすぐ側に車を停める



「この間の飲み会、テーブルの下でオレ

 ずっと指で紫陽花さんの脚を触ってたの

 気づいてた?」



…もちろん気づいてたよ…



あの日

そんな二人にしか分からない

エッチなアプローチを

彼の方からしてくれていたことが

嬉しかった



そして彼は

私を優しく見つめてキスをしてくれた



……そんな愛しい人を見るような目で

見つめないで……

勘違いしてしまうじゃない……



いつまでも

お互いから求めて終わらないキス

せっかく戻ってきたのに

なかなか車を降りられなかった



彼の方から求めてくれるキスは

本当に嬉しい



たとえ恋愛感情のない

セックスだけの関係だとしても

この瞬間だけは

ちゃんとお互いに癒されてるんだって

そう思ってる